約 3,642,549 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/862.html
何度でも蘇るさ! ※厨性能ゆっくり注意 私はゆっくりを不老不死にする薬を作り上げたぞ! この薬をゆっくりにかけるだけであら不思議、どんなに切り刻もうとも元の姿に戻るのだ。 具体的に言うとかけた時の姿を記憶してその状態に強制的に戻す薬だ。 要するに、もしかけた時に足が焼かれていたらもう二度と足は再生しない。 永遠にその姿を維持し続けるのだ。 実は最初はこんな薬を作るつもりはなかった。偶然にもできてしまっただけだ。 本当はゆっくりの欠損した部分を再生させるための薬を作っていたのだが どんなに実験を繰り返しても失敗作しかできなかった。 あるゆっくりは二目と見れぬ醜い姿に、あるゆっくりは再生する苦痛に精神が崩壊した。 しかしこの薬があれば、もしゆっくりが死ぬようなことが起こっても再生する。 これで飼いゆっくりが不慮の事故で死ぬこともなくなる。 この薬をすぐにでも世に出したいところだが危険があってはいけない。 まずは実験して安全が保障できるものであることを立証しなければ。 早速実験を開始しよう。 ここに一匹のまりさを用意した。ちなみにゆっくりは近所の人たちから買い取っている。 畑荒らしをしたゆっくりもいれば、森でゆっくりしていたゆっくりもいるだろう。 実験体に違いはないのであまり気にはしない。 「ゆっくりしていってね!」 元気があってよろしい。それでは薬をかけてみよう。 「ゆっ!ゆっくりできないよやめてね!」 この状態だと変化が見られない。まず包丁で切ることからはじめる。 まりさのちょうど顔の真ん中に突き刺す。 「ぎゅぎいいいぃぃぃぃ!?」 包丁を抜くとすぐさま傷が塞がり、もう跡も残っていない。 「ゆぐぐぐゆゆっ!いたかったけどもういたくなくなったよ! さすがまりさだね!ゆっへん!」 次は滅多切りしてみよう。まりさの顔を縦に、横に、斜めに、 とにかく出鱈目に切り裂いていく。目も口も関係ない、全て切り刻む。 「ゆげっいじゃいっだべでっぐあぎゃっれびゅっ」 切ったそばからすぐに再生していく。顔も判別がつかなくなるほど切りつけたはずなのに 何事もなかったかのようだ。 「ゆぐっぼうやべで!どうぢでごんなごどずるどっ!」 次は釘を五本取り出す。それを帽子と頭を縫い付けるようにして差し込む。 「ゆががががががががが」 全部埋め込んだはずの釘が徐々に出てくるのはなんというかとてもシュールだ。 釘が抜けて落ちる。傷口ももちろんなく、帽子も再生している。生まれた瞬間から 備わっているものだから再生も可能なのか。 「ぼうおうぢがえるっ!」 逃げようとするがまわりに落ちている釘を踏んで泣き叫んでいる。悲しきかな餡子脳。 まりさを持ち上げて、次は衝撃を加えてみよう。 「おじさんたすけてくれてありがとう!おそらをとんでるみた~い♪」 泣き顔から笑い顔に変わり、先ほどまでひどい目に合わせていた私に礼を言ってくる。 どこまでアホなのか、今度は少しでも知能の上がる薬でも作ってみようかな。 そんなことを考えながら今度はへらへら笑い出したまりさを床に思いっきり叩きつける。 「ゆぶっ…………!!」 グシャッと床に散らばる餡子や皮、これでもまだ再生できるのだからこの薬はすごい。 まるで某液体金属よろしく、グネグネとあたりに散らばったものが集まりだし、 元通りになった。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆっくりしていってね!」 なんかグロテスクな状態からいつも通りの能天気な顔されると不思議な感じだな。 それでは次に用意するものは、と 「まりさになにをしてもむだだよ!ゆっくりこうさんしてね!」 得意げな顔をしてこちらを挑発しているがそんな体にしたのは私なのだから少しも腹が立たない。 むしろその意気で実験の協力をしてもらおう。 そして取り出したものはありす。 「ゆっくりしていってもいいのよ!」 このありす、売り払いにきた人の家をとかいはにこーでぃねーとしたとのこと。 その人が帰宅して自分のるーむめーとにしてやるとか戯けたことを言ったらしい。 全く、ゆっくりはどうして人を恐れないのだろうか。 とかいはこーでぃねーととか価値観の押し付けを迷惑とは考えないところも ゆっくりらしいといえばゆっくりらしいのだが。 「ありす、ゆっくりしていってね!」 「べ、べつにまりさとゆっくりしたいわけじゃないんだからね!」 今のはツンデレではなく、ただの天邪鬼です。 それではありすを両手で掴んで小刻みに震わす。 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ」 腕がすごく痛いが我慢して続ける。 「ありすがゆっくりできないよ!やめてあげてね!」 「んほおおおおおおおおお」 こんなもので良いだろう、ありすをまりさの近くに置く。 「まりさああああああすっきりしましょおおおおお」 「やべでええええええぇぇぇぇぇ!」 ありすは性欲が強いゆっくりだから発情させやすい。 それでも俺には重労働で、痛む腕をさすりながらゆっくり二匹を見ている。 まりさも最初は嫌がっていたが徐々にありすにあわせてすりすりし始めた。 「ありすううううぅぅぅぅまりさもうすっきりしちゃうよおおおおぉぉぉぉ」 「いっしょにすっきりしましょうねえええええぇぇぇぇぇぇ」 「「すっきりー!!」」 まりさがにんっしんっして頭から茎が生えてきた。が、逆再生するように まりさの頭に戻っていった。 どうやら茎を体の一部と認識して元に戻るようだ。 きっと胎生型にんっしんっでも結果は同じだろう。 これだとまりさは二度とにんっしんっすることができないということだ。 「どうしてあかちゃんできないのおおおぉぉぉぉ!!!」 これに驚いたのはありすで、どうやら子供ができないことが不満らしくまたすっきりし始めた。 その後何度も二匹はすっきりしたがまりさがにんっしんっすることはなく、 逆にありすが弱り始めた。 「ぼ…もっど…ずっぎりじだがっだ…」 ありすは見るも無残なしわしわ饅頭になって息絶えた。というかまだすっきりしたかったのか。 まりさはありすの様子に気付くことなく、すっきりした余韻に浸っているのか、 気持ち悪い顔でよだれをたらして笑っている。 「ゆぅへぇへぇぇ」 この直視できない表情をしているまりさを先ほど用意しておいたかなりでかい水槽に入れる。 そして同様に用意しておいた水の入ったバケツをまりさにかける。 「ゆゆゆっ!?おみずさんはゆっくりできないよ!!」 三杯ほど水を入れるとまりさの口に入るかどうかの量になった。 「ゆっそうだよ!おぼうしなんにのればゆっくりできるよ! さすがまりさはあたまがいいね!」 自画自賛して帽子を逆さにして乗り込むまりさ。だが水の深さが微妙過ぎて、 帽子の天辺部分が引っかかり、バランスがとれずにひっくり返る。 「おぼうじざんどぼぢでゆっぐりじでぐれだいのおおおおぉぉぉ」 しばらく苦戦していたが全て無駄だった。帽子もずぶぬれでぐしゃぐしゃになっていた。 まりさの足はふやけて行動不能になり動けなくなっていた。 「ゆっくりはねるよ!ぴょぼぎゃあああああばりざのあじがあああああああ!!!」 それでも無理に動こうとすれば、ふやけた足が裂けてしまうがそれでもまりさの体は再生し、 の繰り返しを延々とやっていた。 その後もまりさの実験は続いた。 金網の上に乗せて火であぶったが焦げ目がつく程度ですぐに再生するため、 黒ずみにはならない。 れみりゃに食べさせてみたが食べている途中で再生し始めて気持ち悪くなったか、 全て吐き出してざぐや~と泣き叫んでいた。 今度はまりさにタチをやらせたが、れいむに生えた茎になった実を自分の一部と認識するのか、 実がまりさに吸収されていった。これにより増えることはないと分かった。 五日ほど何も食わせずに放置してみたが、死なずに空腹を訴えていた。 何故腹が減るのか聞いてみたら 「たべないとゆっくりできないでしょ?そんなこともわからないの?ばかなの?」 髪を掴んで振り回して気持ち悪くさせて、エレエレさせて吐いた餡子が 口の中に戻っていき、それをまりさが気持ち悪く思ってまた吐きだしてをループさせたときは 笑った。 しばらく実験をしてみて分かったが、この薬を世に出すわけにはいかない。 たしかにこの薬を使えばゆっくりは死ななくなるが、それと同時に処分する方法がないということだ。 試しに死ぬほど食わせてみようと大根十本を与えてみたが、どうやらこいつは満腹に感じないらしく、 まだよこせと要求してきた。 油をかけて炭になるまで燃やしてもこいつは復活した。 硫酸をかけても溶けることはあってもすぐに再生する。 圧力をかけても駄目で、逆に真空にしても駄目だった。 もうこのまりさは死ぬことは許されないのだ。人間ならば心が死ぬまで生きるだけだろうが ゆっくりとは刹那を楽しむ生き方をする、よって苦痛は感じないだろう。 そして世にこの薬が出回った場合、そのゆっくりは食用にはできないため、食料にはできない。 そして飼い主が処分したくなったときにも処分する方法がないのだ。 私も毒物注射など殺す方法を考えてみたが、毒はおろか薬も受け付けない体で全て無駄だった。 こんなゆっくりが自然に放たれればどんな突然変異を起こすか分かったものではない。 もうこの薬とゆっくりを封印して研究資料も処分しなければならない。 私はゆっくりを甘く見ていたのかもしれない。考えてみればゆっくりはどんな原理で動いているのか分からない 謎物質で今すぐ動かなくなってもおかしくないのに当たり前の存在過ぎて忘れていた。 「ゆっくりしていってね!」 今までずいぶんとひどいことをしてきたが持ち前の餡子脳で綺麗さっぱり忘れているまりさ。 だが今回は殺すことよりも残酷なことをしなければならない。それを実行すればまりさは 永遠にゆっくりすることになる。死ぬことのたとえではなくそのままの意味で何もできない状態で放置され、 朽ちることも腐ることもできないまま、ゆっくりするだけの存在になってもらう。 さすがに躊躇われるがこんな化け物染みたものがこの世にあるだけでも安心することができない。 といってもこの世から消す方法など持ち合わせてないから、私は永遠に安心することはないだろう。 「まりさ、この中はとってもゆっくりできるぞ」 「まりさはゆっくりしたいよ!ゆっくりいれてね!」 まりさをゆっくりの形をした鉄の入れ物に入れる。その中には無数の棘がびっしりついている。 「いだい!いだいよおおおおぉぉぉぉ!!」 「その中でずっとゆっくりするといい」 「まっで!じめないでえええぇぇぇだじでよおおぉぉぉぉ!!!」 助けを求めるまりさを無視して観音開きの蓋を閉める。その蓋にも棘がある。 これで暴れたりすることもできずに動くこともできないだろう。 「ゆぎゃああああぁぁあぁぁぁぁぁ!!!」 突貫で作った『ゆっくり用アイアンメイデン』に鎖を何重にも巻きつけて コンクリで固めて裏山に埋めた。 あとはあのまりさが永久に掘り起こされないこととあの薬を 他の人が作り上げないことを祈るのみだ。 さあ、また薬の開発に戻るか♪ 終 あとがき ゆっくりを死なせず虐待したいよ! →ゆっくりもこうがいるが虐められないよ! →スタンダート型を不死にすればいいんじゃね? そしたらよくわからないものになりました。 死にたくはないけど不死にもなりたくないなぁ 『オマケ』でした。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2420.html
ゆっくり昔話オープニング曲(1番) まりさ~良い子だ内臓(わた)だしな~♪ 今も昔もかわりなく~♪ 虐待お兄さん(おに)の情けの子守唄(レクイエム)~♪ 遠い~永遠亭(やしき)の~も~の~がた~~りぃ~いぃぃぃ♪ 雪ゆっくり むかしむかし、あるところに普通のお兄さんが住んでいました。 ある冬の日お兄さんは雪山で遭難しましたがゆっくりちるのに助けてもらい命拾いしました。 別れ際にゆっくりちるのはお兄さんに言いました。 「自分に遭ったことを誰かに話したら殺す」と。 翌年の冬。お兄さんが遭難した時と同じくらい寒い日でした。 お兄さんが家で暖をとっているとドンドンと戸を叩く音が聞こえてきました。 一体誰だろう?と思い戸を開けるとそこにはあの時のゆっくりちるのが立っていました。 「ちるのはたびのとちゅうぐうぜんたどりついたんだよ。みちにまよったからひとばんとめてね!」 実はちるのはお兄さんが自分のことを他人に喋ってないか監視するために旅人の振りをして近づいたのでした。 「君あの時のちるの?よくわからないけど泊まっていく?」 ちるのの変装は一発でばれてしまいましたが、お兄さんは昔の恩もありしばらくちるのを泊めることにしました。 しかし所詮ゆっくりと人間、まったく恋仲にはなりませんでした。 やがてお兄さんにも人間の恋人ができ、ちるのは段々邪魔者扱いされるようになりました。 夏の暑い日。とうとう痺れを切らしたお兄さんはちるのを家の外に投げ捨て中から鍵をかけました。 「ゆっくりいれてね!ちるのをすてないでね!」 ちるのが泣き叫びますが戸は開きません。 暑さに弱いちるのはやがて日射病にかかりそのまま死んでしまいました。 めでたしめでたし。 ちぇんとぱちゅりー むかしむかし、あるところにとても素早いゆっくりちぇんととても遅いゆっくりぽちゅりーがいました。 ある時ちぇんはぱちゅりーに言います。 「ぱちゅりーはどんそくなんだねーわかるよー」 怒ったぱちゅりーはちぇんに決闘を申し込みます。隣の山頂まで競争し、自分が勝ったら土下座して謝れ、と。 翌日。二匹は競争しますがぱちゅりーは素早いちぇんにどんどん引き離されていきます。 「どくそうたいせいなんだねーわかるよー」 半分ほど道を進んだところでちぇんは楽勝だと思ったのか居眠りしてしまいます。 「ぐおーすぴーふぐしゅー…い、いぎゃあああ!」 突然の激痛に目を覚ますちぇん、いつのまにか野生のれみりゃに頭からかじられていました。 「もぐもぐ…あまあまおいしいどー」 「い゛だい゛よ゛お゛お゛お゛お゛!ゆ゛っ゛ぐり゛や゛め゛でね゛え゛え゛え゛え゛!」 普段だったら素早く逃げるのですがれみゃに押さえつけられているので逃げることができません。 哀れちぇんはれみゃに食べられて死んでしまいました。 「ゼハッ!ゼハッ!も、もうすこしでさんちょうだよ…」 ぱちゅりーはゆっくりとした足取りながらも着実に進み、ついに山頂までたどり着きました。 「か、かったよ。ちぇんかった。これであんしんしてみらいにかえれるね…ぐほっ!おげええええ!」 普段運動をしていないぱちゅりーに山登りは過酷過ぎました。 山頂について安心したのか今までの疲れがどっとでてしまい、 咳き込んだ拍子に大量の餡子を吐いてしまい死んでしまいました。 めでたしめでたし。 醜いれいむの子 むかしむかし、あるところにゆっくりれいむの一家が住んでいました。 しかし両親がれいむ種にもかかわらず一匹だけ金髪のれいむが混じってました。 「そのかみのけげひんないろだね、このいんばいが!」 「りぼんのないきもちわるいれいむとなんかあそんであげないよ!」 「うわーん、にゃんでみんにゃいじめるのー」 金髪のれいむはみんなと姿が違ったため虐められていました。 ある日、偶然通りがかった旅ゆっくりぱちゅりーから自分はれいむ種ではなくありす種であることを教えてもらいます。 実は金髪のれいむ(ありす)は昔今の両親から拾われた子だったのです! ありすは本当の親を探すため旅に出ました。本来なら単行本10冊分くらいの長編なのですが短編集なので省略します。 つらい旅の末ありすはついに本当の親とめぐり逢います。本当の親はまりさ種のゆっくりでした。 「おきゃーしゃーん、あいちゃかったよー!ぐべっ!」 嬉しさのあまり母まりさに飛びつくありす。ですがあっさり吹き飛ばされてしまいます。 「ありすのこはしね!おまえなんかれいむのこじゃないぜ!」 ありがちな話ですが、ありすはまりさがレイパーありすにレイプされて生まれた子でした。 「ゆっくりしね!ゆっくりしね!ゆっくりしね!」 何度も何度も母親に踏みつけられ、哀れありすは死んでしまいました。 めでたしめでたし。 ゆっくり太郎(山編) むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。 お婆さんが洗濯をしていると山の上からどんぶらこっこ、どんぶらこっことドスまりさの死骸が流れてきました。 まんじゅうじゃけえ食えるじゃろ、と思ったお婆さんはドスまりさの死骸を家に持ち帰りました。 お爺さんがドスまりさの死骸を包丁で切り開くとなかから子ゆっくりまりさが出てきました。 「ゆっ!おじいさんはかわいいまりさにたべものをよういするんだぜ!」 子供がいないお爺さん達は子まりさにゆっくり太郎という名をつけ飼うことにしました。 それからのまりさはペットとして怠惰な暮らしをしていましたが、ある日仲良しの野良れいむが死んでいるのを見かけます。 近くにいる野良ゆっくり達の話を聞くと3丁目のお兄さんに虐殺されたそうです。まりさの怒りが天を突きました。 まりさがお兄さん退治に行くというとお婆さんはピクニックかえ?と言いきび団子を持たせてくれました。さあ冒険のはじまりです! お兄さんのところへ向かっている途中。一匹の犬に出会いました。犬はまりさの持つ団子を物欲しそうな目で見つめています。 「いぬさん!だんごをたべさせてやるからおれのけらいになるんだぜ!いっしょうばしゃうまのようにはたらくんだぜ!」 犬はあっという間にまりさの団子をたいらげ、まだ足りないのかまりさの体をかじり始めました。 「いでででで!やめるんだぜ!おれはたべものじゃないんだぜ!」 その時、どこからともなく猿がやって来たかと思うと爪でまりさの目をえぐり食べてしまいました。 「う゛ぎゃ゛あ゛あ゛あ゛ばり゛ざの゛づぶら゛な゛お゛め゛め゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」 おこぼれに預かろうと空からカラスが飛んできてまりさの体をついばみます。 「や゛べでね゛!や゛べでね゛!ばり゛ざばお゛い゛じぐな゛い゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛!」 哀れまりさは3匹に食べられ死んでしまいました。 まりさを食べて満足した3匹は家に帰ります。 「お、お帰り。今日は3匹そろってお帰りかい。」 待っていたのは虐殺お兄さん。実は3匹はお兄さんのペットだったのです。 今日も村は平和でした。 めでたしめでたし。 ゆっくり太郎(海編) むかしむかし、ある海岸近くでゆっくりにとりがほかのゆっくり達に虐められていました。 「みかけないゆっくりね。とかいはじゃなくてなんだかゆっくりできないわ」 「きもちわるいゆっくりはしぬんだぜ!」 「ゆっくりやめてね!ゆっくりやめてね!」 その時偶然ゆっくりれみゃが通りがかりました。ちぇんとぱちゅりーに出てきたれみりゃです。 「う~!た~べちゃうぞ~!」 「まりさはまずいからありすを…ぐぎゃあああ!」 「とかいはなわたしをたべようだなん…ひぎぃ!」 お腹が空いていたれみりゃはにとりを虐めていたゆっくり達を全て食べてしまいました。 自分のことを助けてもらったと勘違いしたにとりはれみりゃを竜宮城へと招待します。 「う~♪れみりゃはこ~まかんへいくど~♪」 れみりゃはにとりに乗って海へと潜ります。やがて竜宮城の前まで辿り着きました。 「もうすこしでりゅうぐうじょうだよ…ってうぎゃああああ!」 水に弱いれみりゃは溶けて死んでいました。腕だけが残ってにとりの体を掴んでいます。 「ゆっくりはなしてね!ゆっくりはなしてね!」 死体に掴まれているという恐怖からにとりはでたらめに暴れまわります。 やがて人食いザメの住む海域に紛れ込んでしまい、サメに食べられ死んでしまいました。 めでたしめでたし。 ゆっくりの恩返し むかしむかし、あるところに愛でお兄さんが住んでいました。 お兄さんが山を歩いていると罠にかかっているゆっくりみょんを見つけました。 「ちーんぽーちーんぽー…」 巨大な虎バサミに挟まれみょんは瀕死です。可愛そうに思ったお兄さんはみょんを罠から出してあげようとしました。 「ちーんぽ…みょぉぉぉぉぉ!」 みょんの体には罠が食い込み皮がズタズタに破れていましたが、皮肉にも罠に挟まれていたことにより餡子の流失が防がれていたのです。 罠が外れ体を圧迫するものがなくなったみょんは傷口から大量の餡子を噴出し死んでしまいました。 死んでしまったみょんは恩返しをすることができませんでした。 めでたしめでたし。 めいりん姫 むかしむかし、あるところにめいりん姫というたいそう綺麗なゆっくりがいました。 「…」 ん?どうしたんですかめいりんさん?浮かない顔して。 「…!」 どうせ自分も殺されるんだろうって?じゃあめいりんさんは死なずにハッピーエンドにしてあげますよ。 「~♪」 ある日めいりん姫は山で遭難している王子様を発見します。王子様は気絶していましたがとてもかっこいい人間でした。 王子に一目惚れしためいりん姫は気絶した王子様をふもとの山まで届けてあげました。 それからは王子様のことを思う日々。いてもたってもいられなくなっためいりん姫は魔女に相談しました。 「へっへっへ、おまえのこえをよこすんだぜ。そうすればかわりにどうたいをあげるんだぜ。」 めいりん姫は魔女と取引し胴体を手に入れました。これで王子様と結ばれることができる! めいりん姫はすぐに王子様のところに向かいました。 しかし運悪く途中で虐待お兄さんに捕まってしまいます。お兄さんはこう言いました。 「うわー胴体つきのゆっくりめいりんなんて珍しいな。これで一儲けできそうだ。」 お兄さんはめいりん姫を使って見世物小屋を開きました。お兄さんは檻の外からめいりん姫を虐めます。 夜にも珍しい胴体つきめいりんと虐待ショーにみんな大喜び! 虐待お兄さんは大儲けでとってもハッピーになりました。 めでたしめでたし。 おまけ 醜いれいむの子にでてきた旅ぱちゅりーとめいりん姫にでてきた魔女まりさがここにいました。 「ちょっとごつごうしゅぎすぎるわよ」 「ここはなにもなくてつまらないんだぜ」 二匹は今までの話の中で運良く不幸にならなかったゆっくり達です。しかしこれから人間に虐待されてしまいます。 「うそいわないでね、どこにもにんげんなんていないよ」 「まりさをいじめられるものならいじめてみろだぜー」 実は語り部は虐待お兄さんだったのです!お兄さんは素早く2匹を捕獲してしまいました。 「ゆべ!もうはなして!おうちかえるー!」 「ゆっくりやめてね!ゆっくりやめてね!」 「ヒャァ!虐待ダアアァ!」 過去作 ゆっくり転生(fuku3037.txt~fuku3039.txt) ゆっくりくえすと(fuku3068.txt) ともだち(修正)(fuku3103.txt) ANCO MAX(fuku3178.txt~fuku3179.txt) 利口なゆっくりと賢いゆっくり(fuku3386.txt) このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/647.html
饅頭に人の顔が貼り付いてるだけの物体、ゆっくり。 この謎生物がここ、幻想郷に突然現れてから久しく経つ。 最初の頃こそ、「ゆっくりしていってね!」→「ちょうきめえ!」のコンボで駆除されるだけだったが、 徐々に研究が進み、人間にとって様々な形で役立つものだという認識が広まってきた。 ゆっくりが今では生活物資の中でも重要な位置づけになりつつある。 ゆっくりの一番よく知られた用途はやはり食用。 何せ饅頭なので、少し汚れを落とすだけでそのまま食べられる。 幻想郷は甘味料を精製できる作物があまりよく育たないため、 これは本当にありがたいものであった。 次に力仕事。 ゆっくりは個体差が激しく、中には牛や馬以上に大きく力強く育つ傾向を持つ種がいるのだ。 これらの系統を幼体の頃から調教することで、家畜同様の存在として利用。 知能も比較的高いため、農作業や運送業の負担は大きく軽減された。 そして愛玩用。 見た目はそれなりに愛嬌があり、人語を解することもあってペットとしてもよく飼育されている。 中には徹底的な教育を施し、ゆっくりに秘書のような役割を担わせている人もいるくらいだ。 しかし、これらの用途に充てられるゆっくりは一握りの良質なゆっくりでおおむね足りる。 残りの、箸にも棒にもかからないようなゆっくりたちにはどのような使い道があるのか。 それを今から見て行こうと思う。 _______________________________ 昼が一年で最も長い時期、 幻想郷の森の中は大勢の人間たちで珍しく賑わっていた。 誰もがかごを担いでおり、手には長い菜ばしが握られている。 見た目にはゴミ拾いか山菜取りに来たようにしか見えない。 しかし、今の彼らの目的はそんなものではなく、ゆっくりだ。 彼らは木の根元を主に探り、それらの居場所を見つけようとしていた。 「あ、いたいた 相変わらずきめぇ外見だなあ」 ゆっくりを生け捕りに来た一人である青年が、大木の根元に空いた穴を覗き込むなり、苦笑しながらつぶやく。 もし何も知らない現代人がこれを見たら卒倒しているだろう。 穴の中には人間の生首のような物体がいくつも鎮座していた。これがゆっくりだ。 ゆっくりたちはまだこちらに危険性に気づいてない様子だ。 ゆっくりしていってね、と無邪気にこちらへ話しかけてくる。 しかし青年はそれに答えることなく、菜ばしで手早くゆっくりたちを背中のかごへ詰めていく。 さすがにゆっくりたちも騒ぎ始めるが、力の差が有りすぎて抵抗らしいことは一切出来ない。 数分もしないうちに、かごの中はゆっくりで満たされた。 傍目からは、巨大な白キノコがかごにたくさん収まっているようにも見える。 うーん大漁大漁、と彼は満足げだ。かごの中からは声が幾重にも聞こえてくる。 ふと周囲を見回すと、青年の仲間達がやはりゆっくりたちを満載したかごを背負っていた。 もう充分かね、と皆に呼びかけると、肯定だけが返事として来る。 この日のゆっくり捕りはこれで完了だ。 人里へ戻った青年たちは、休むよりも先に、とある作業場を訪れた。 里の人々からは一般にかぎ屋、たま屋と呼ばれ親しまれているところだ。 やあおつかれさん、と作業場の入り口で番をしていた壮年の男性が、ねぎらいの言葉を彼らへかける。 準備はできてるから、と続けて言われ、会釈した青年たちは作業場の奥へと進む。 一分ほど歩くと、周囲に比べてひときわ大きな建物が見えてきた。 彼らはそこへ重い扉を開いて入る。内部は上にも横にも意外なほど広く、遮蔽物も特に見当たらない。 せいぜい作業用の小道具が散らばっている程度だ。ただ大広間があるだけ。大勢が作業するための構造。 あらよっと、と青年たちはかごの中身を床にぶちまける。そこでようやく一息つく者も多い。 広間に放り出されたゆっくりたちは人間達に悪口を浴びせる。 しかし彼らはその言葉に反応せず、ただゆっくりたちの様子を眺めているだけ。 今は特にこれ以上何もされないようだとわかると、この建物を自分達のゆっくりプレイスだと宣言し、 ゆっくりたちは広間を好きに跳ね回り始める。割りと楽しそうだ。 これがゆっくりたちにとって最後の自由時間。 10分ほどそんな光景が続いていたのだが、眺めていた青年がふと口を開く。 「こいつらの中で他に回せそうなのいないな。全部こっちで使うわ」 彼らはゆっくりたちを選別していたのだ。 ゆっくりたちに好きにさせ、どんな行動をとるかを見れば、 他の役に立つかどうかはだいたい判断がついてしまう。 青年たちの捕ってきたゆっくりたちは自らの心配をまるでせず、ただ目の前の状況を自分勝手に楽しむだけ。 どんな運命が待っているか考えようともしない。 家族間のつながりも弱いらしく、他のゆっくりを心配するとかそういったそぶりもなかった。 野生育ちだけあって皮は丈夫なようだが、それだけだ。おおよそ最低品質のゆっくり。 こうしてこのゆっくりたちの運命は決まった。 彼らが一斉に動く。 飛び跳ねていたゆっくりたちは再び捕まえられ、かごの中に詰めなおされる。 また悪口が飛んでくるが、蝉の鳴き声程度にしか青年たちは感じていない。 そして作業が始まった。 手に持ったゆっくりに対して、男たちが小刀を当てる。 ゆっくりたちもおびえ、ゆっくりやめてね、などと命乞いの言葉を投げかけるが、やはり反応はない。 よし、と彼らは軽く気合を入れると、ジャガイモ剥きの要領でゆっくりたちの頭髪を剃っていく。 皮には傷をつけないよう、慎重かつ素早く行う。一匹剃り終われば、次のゆっくりをつかみ出す。 髪を剃られているゆっくりたちの悲鳴は一際大きくなるが、それは人間には無視され、 かごの中のゆっくりたちをさらに怯えさせるだけで終わる。 30分も経たずに、ゆっくりたちは全て頭髪を失い、ただの人面饅頭と成り果てる。 床に整然と並べられたそれらはいよいよもって不気味だ。 逃げ出さないような処置がなされているわけではないが、 ショックが大きいらしくどれも白目を剥いた放心状態。そんなことはおきないだろう。 ここからが難しい局面となる。 青年たちはまず手のひらサイズのゆっくりから取り掛かることにした。 ゆっくりを床に押し当て、静かに転がす。 その場で何度も回しているうちに、人面饅頭の形状が真球に近くなっていく。 何度も顔面を床へ押し付けられ、ゆっくりたちはまたくぐもった悲鳴をあげる。 彼らはお互いに手元のゆっくりの形状を確認しあい、できるだけ真球の精度を高めていった。 だいたい満足のいく程度に形状が整ったところで、催眠ガスを人面ボールに吹きつけ、仮死状態にする。 そうしてゆっくりたちはまた別の木箱に詰めなおされていく。 こうして一定の処理をなされたゆっくりたちとは別に、建物の一角ではもう一つ、別の工程が進んでいた。 こちらもゆっくりたちを用いることには変わらないが、扱いがだいぶ手荒い。 ゆっくりの中身である餡子を手で取り除き、集めているのだ。 餡子を全て失えばゆっくりたちは絶命する。やめてえ、などと悲鳴が常に絶えない。 からっぽの皮は、床へ無造作に捨てられ、頃合を見計らってゴミとして片付けられる。 まさにゆっくりたちの処刑場だ。 集められた餡子は黒色火薬などの様々な薬品と配合される。 混合された餡子は一般に和剤と呼ばれ、この作業場で製造されている製品、花火玉の部材となるのだ。 さらに混合餡子、和剤は花火玉の炸裂に用いる割薬用と爆発炎の色合いを調節する「星」用へ分けられ、 それぞれ水や糊とさらに混ぜ合わせた上で、鉄釜の中に用意されたモミ殻や砂粒へまぶされていく。 それらは少しずつまとまった形となっていき、次第に丸みを帯びる。 最終的には、火薬でできた親指サイズの玉がいくつも釜の中に鎮座することになった。 花火の核となる「星」だ。これが爆発することで夜空に花が咲く。 野生のゆっくりの多くは食べられなくはないが、無機物さえ食べる雑食のため、不純物が餡子に多く含まれており、あまり美味しくない。 一部の豊かな餌場を持つゆっくりや養殖されているものだけが食用になっている。 しかし、食用以外の用途においても、ゆっくりたちの餡子は大変便利な性質を持つ。 野生で暮らすうちにゆっくりの体内へ蓄積される様々な不純物は、集めれば化学薬品として使える濃度にまで達しているのだ。 餡子そのものも変質しているらしく、それらの薬品を安定させる基材として働いている。 幻想郷で火薬の原材料というと、厠で得られる焔硝くらいしかまとまった量が取れなかったものだが、 野生のゆっくりの餡子に含まれる薬品を使って「星」を作れば、バリエーションに富む爆発炎を持つ花火が作れるのだ。 薬品以外の不純物も、爆発炎の色に個性を与えてくれる。 そのため、安全に作業を行うという意味でも、基材である餡子ごと配合してしまうのが今の主流だ。 基材を何重にも用いて安定させているとはいえ火薬。 慎重に箱へ詰められ、作業場の庭で天日干しされる。 前述の、真球状に整えられた仮死状態のゆっくりたちも白目を剥いたまま並べられている。 正直、かなり不気味だ。 「星」は一度乾燥させれば完成というわけではない。 予定される爆発炎の大きさに合わせ、何度も和剤を塗りつけて大きさを増す必要がある。 塗りつける度に乾燥させる必要が有り、とても手間がかかるが、この手間を惜しめばあのきれいな花火は見られないのだ。 今回はあらかじめ作っておいた「星」で花火玉の製作を行うので、 真球状のゆっくりたちの乾燥を待てばいい。 このゆっくりたちは「星」を包み込む玉皮として集められたのだ。 野生のゆっくりの中でも、そこそこの強度の皮を持つ種類がこの工程に回される。 少し手を加えただけで理想的な玉皮として働いてくれるあたり、無駄が少ない物体だ。 乾燥し、皮がだいたい固まったゆっくりたちは、作業場の中へ再び戻される。 まな板の上へ無造作にあけられると、仮死状態だったゆっくりたちが意識を取り戻す。 意識を取り戻さないほうが幸せなのだが。 皮が固まっているため、ゆっくりたちはあまり口を動かせず、 それらの出す声はくぐもっていてよく理解できない。文句でも言っているのか。 青年たちが包丁を取り出すと、ゆっくりたちの玉が微動する。逃げようとしているのだろう。 だが皮が固まり動けない今、そんなことは出来るわけもない。 そして人間で言う耳のラインで、ゆっくりたちは縦へ一気に両断される。 ゆ゛ぎっ゛などと小さく悲鳴があがり、ゆっくりたちの一部はここで絶命してしまう。 野生のゆっくりは生命力が強く、餡子が完全に失われない限り、落命することはあまりないと一般に言われるが、 短時間で大量の餡子を失えばやはり死ぬ確率は高い。 仮死状態から覚めたばかりで、皮も固まり感覚が鈍っていても、この激痛は堪える。 残りの多くも口から軽く泡を吹いてだいたい気絶した。 半分に割られたゆっくりたちは、中の餡子を掻き出されていく。 そうするとゆっくりは意識を取り戻し、ゆ゛っゆ゛っと不安定な声が漏れる。 「星」が中に詰められる程度まで餡子を減らしても、大半のゆっくりたちは息があるようだ。 そして後頭部の方には、花火玉の起爆において、導火線の役割を果たす「親導」という棒が差し込まれる。 これが発射の際に外皮から引火し、中心部まで到達すれば爆発するのだ。 餡子を接着剤代わりにして、ゆっくりの中に「星」が隙間なく埋められていく。 中心部にはさらに割薬が詰め込まれる。これを和紙で固定すれば中身は大体完成だ。 こうして、二つに割られたゆっくりは再び貼り合わされ、外からも和紙が丁寧に貼られる。 顔の部分だけは和紙を貼らずに露出させたままにしておく。 生首のミイラのような物体が、無数に作成され、ゆっくり花火玉の製作はこれで一段落。 あとは出荷を待つのみだ。息のあるゆっくりたちは泣き言らしき声を延々と垂れ流している。 餡子が残ってさえいれば、何も食べなくてもゆっくりはしばらく生きていられるのだ。 今回製作された分は再び仮死状態にされ、翌週には納入されていった。 花火大会の夜。 人里の傍らを流れる大きな川の中州に、打ち上げ用の大筒がいくつも立てられていた。 周囲には打ち上げの職人達が大勢で待機し、世間話に花が咲く。 やがて箱詰めされた花火玉が到着すると、彼らは打ち上げ作業に取り掛かる。 箱の蓋を開けると、中にはゆっくり花火玉たちが、顔をこちらに向ける形で収まっていた。まだ生きている。 ゆっくりたちは仮死状態から覚め、こちらに気づくと、ゆっくりしていってね、と言葉を放つ。 今日の花火玉は元気がいいな、と打ち上げ職人達も感心した様子だ。 「今年のゆっくり花火玉はイキがいいやつばかりですからね。皆さんにはとびきりの悲鳴を聞かせられそうですよ」 花火職人である青年たちは、自信ありげに答えた。 花火玉のうちの一つを慎重に掴む。 自由にしてもらえると思ったのか、掴まれたゆっくりの顔の表情が明るいものになる。 だがそんなゆっくりを無視して彼らは大筒の中にそれを装填した。 大筒の奥からゆっくりの不思議がるような声が聞こえる。 職人達はきちんと玉が収まっているか確認し、さて、とつぶやいた後、大声を出した。 「発射いくぞーーーー!」 点火。 「ゆゆ!?」 ゆっくりたちも異変に気づく。 炒られた豆が弾けるような音が大筒の引火した導火線から聞こえてくる。 ゆっくり出してね!とゆっくりも逃げ出そうとするが、どうにもならない。 射出。 「ゆぴゅっ!?……あじゅいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ……」 高速で打ち出されたゆっくり花火玉は、太い白色の尾を引いて上昇。一般に昇銀竜と呼ばれる花火玉だ。 「ゆっ!?すごい!おそらがちかいよ!」 打ち出されたゆっくりは、数瞬後の自分の運命も知らず、のんきに最後の思考を行う。 発射された際に親導へ引火した火が、ゆっくり花火玉の中心部に到達した。 ゆっくりの目や口を押しのけて爆圧が開放される。 「っぶぇ!」 炸裂。 ゆっくりは爆炎の中に消えた。 夜空に一輪の花が咲く。 無数の金の火塵が尾を引いて散華し、その過程で様々に変色していった。 菊先と言われる、定番の花火だ。 おお、と川岸の観客たちから歓声があがる。その中には花火玉の製作を行った青年達もいた。 花火の出来に満足げだ。 だがゆっくりたちはそれどころではない。 仲間が打ち上げられ爆発するところを間近で見て、恐慌状態に陥っている。 発射場の周辺に漂う、爆発煙の匂いもそれを煽った。 ゆっくり花火玉の入った箱が軽く振動しはじめる。 ゆっくりたちが泣き喚いたり、逃げ出そうと体をよじっているからだ。 さすがにこれは危ないので、耐火服を着込んだ者が箱を押さえつける。 箱の中のゆっくりたちは一様に絶望の表情で染まり、悲鳴を上げ続けた。 だが、これこそ花火師たちの狙いだ。 次の花火の発射準備が進む。 いやだあ、などと掴み上げられたゆっくりたちが叫ぶが、誰も相手にしない。 そうして、次の花火が淡々と打ち上げられる。 「…………ひぎゃぁぁぁぁぁぁあああああああああ!?!」「っぷゅ!」 空にゆっくり花火玉たちの悲鳴が響き渡る。直後、爆炎が空に花開く。 夏の夜においては、これも風流の一つだ。 通常の花火玉でも、打ち上げられると独特の風切り音が聞こえるが、 ゆっくりの悲鳴はその何倍も大きい。発射場からだいぶ離れた博麗神社でも聞こえるくらいだ。 恐怖の悲鳴と、華麗な爆炎の併せ技。耳と目で楽しむ、これがゆっくり花火玉の醍醐味だ。 「おがぁざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああん!」「あがっ!」 「もういやだぁああ!……ぱびゃぁぁぁぁぁぁああああああっ!」「ぱじゅっ!」 「……わきゃらなぃょぉぉぉぉぉぉおおお?!」「わぎゅっ!?」 「……ちぃんぽぽぽぽっぽぽぽほっ!」「ぽりゅっぷ!」 ゆっくりたちの悲鳴が爆炎に消えるたび、たまや、かぎやなどと明るい歓声が立ち上がる。 花火大会は滞りなく進み、ゆっくり花火玉の残りもほとんどなくなった。 そこへ、大会主催者、と書かれた札を胸につけた人物が現れる。 「あ!これはこれは 鬼意山ではないですか」 鬼意山、と呼ばれた彼は、打ち上げ職人達にに軽く会釈すると、 そろそろ時間なのでラストにふさわしいやつお願いしますよ、と不敵に笑う。 「ゆぶぶ……」 鬼意山のリクエストを受け、打ち上げ職人達がリヤカーに乗せて持ち出したのは、 ドスゆっくりを原材料にした、特大の花火玉だ。 現代日本の花火玉の規格で言うと、30号の花火玉のさらに数倍はある。 当のドスゆっくりは子供のゆっくりたちが目の前で次々と星になったため、すっかり生気を失っていた。 巨大なドスゆっくり花火玉を打ち上げるには、 それに用いる筒も巨大なものとなる。もはや戦争で使われる大砲にしか見えない。 ドスゆっくりは十数人がかりで荷揚げされ、縄や台車を使われて筒のの中に収まる。 ゆっくりしね、と周囲の人間に当り散らすが、返事は一切返ってこない。 もう彼らにとっては、ゆっくりの言うことは動物の鳴き声程度にしか思えないのだ。 カエルや蝉の鳴き声に耳をすますことはあっても、返事をすることなどない。 悲鳴などあげてやるものか。それがドスゆっくりの最後の意地だった。 だが、筒に収まると同時に、大筒の周囲から職人達が退避していく。 そして、数字を数える大声が響き始める。 今までの発射過程とは違う様子に、ドス花火玉も戸惑う。 やがて、大声が0を告げると、筒の下から爆炎と轟音が飛び出す。 「ゆがぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!?!!!!?」 他の花火玉とは比較にならない高速度で、大筒ごとドスゆっくりは飛翔。 決してあげるものかと誓った悲鳴も夜空にあっさり響き渡る。 爆発の恐怖と、ゆっくりの許容限度を超えた超高速に、ドスゆっくりの精神は崩壊寸前だ。 発射煙を引きながら上昇する大筒。 やがて、大筒に封入された燃料が尽き、夜空の頂点に届いたところで、 ドスゆっくりの中心部の爆薬に火が達した。 一秒を百分割しても足りない刹那の中で、 内部からの膨大な爆圧に、ドスゆっくりの真球状の体は醜く歪み、膨張する。 その両目や歯、舌がまず吹き飛び、ほぼ同時に餡子が玉皮を突き破り飛び出す。 「げぶっ!」 その醜く歪んだ姿も、一瞬でまばゆい光の中に消えた。 花火大会最後の大花火は、昼と見まごう程の輝きと轟音を放ち、消えていく。 あまりの大音響に、窓硝子にヒビが入る家屋も出た。 だがそのことに不満を持つ者はいない。 これが今の幻想郷で生きる普通の人間達にできる、最大最強の芸術作品なのだ。 花火大会が終わり、帰路に着く人々の顔は一様に明るい表情。 その様子を眺める鬼意山と職人達も実に満足そうだ。 ゆっくりたちの破片が散らばる発射場で、 次はもっと残虐にやりたいですね!と、彼らは早くも次回大会に意欲を見せていた。 超重量の物体を打ち上げるには、通常の爆薬では無理! そう考えた職人達は、妖怪たちと協力して新しい打ち上げ方法と専用爆薬を開発した。 これは現代世界の歴史においても、ロケット打ち上げ用に使われたことがあるものだ。 そして打ち上げの必要量を用意するのに、数千、数万のゆっくりが潰されたという。 これだけの手間暇をかけてこそ、花火というものは人の心を打つひとときを提供してくれる。 クソの役にも立たないゆっくりたちであっても、このように工業製品の原材料として活躍してくれるのだ。 人間がゆっくりを真の意味で使いこなすのも、そう遠くは無いだろう。 ゆっくり花火 おしまい あとがき ここまで読んでくれた方ありがとうございます。 物語風の文章を書くのは小学生以来なので、 「へー、俺こんな文章書くんだ……」と妙に客観的な視点からの作業になりました。 もっとゆっくりをじっくり痛めつけたかったのですが、 花火が一瞬で散るものである上、花火玉の製作過程へゆっくりをどうやって組み込むかに夢中で、 そこまでなかなか気が回らないという結果に。 もっとゆっくり同士のやりとりがあったほうが、虐待にも熱が入って印象的なものになるので、 もし次があればそこを重視した話を作ってみたいです。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2638.html
ゆっくり冬将軍 人間に名前があります めーりんの鳴き声が「JAOOOON!」じゃありません すっきり注意 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― プリヴィェート(やあ)!ワシは虐待おじいさん。 皆はドブロクスキー将軍と親しみを込めて呼んでいるよ。 突然だが最近の若い者はだらしがない。寒いと言っては厚いコートを着てガタガタ震えておる。 ひどいのになると10月になった途端に長袖を着はじめる始末。 全く最近の若い者は…。ウォッカを飲め!コサックダンスをしろ!あっという間に体がポカポカと暖かくなるわ! 寒いと言えば最近増えているゆっくりは寒さに非常に弱いそうだな。 なんでも雪の降ってくる季節になると冬ごもりをするらしいじゃないか。 だが、ワシの部下のゆっくりは違うぞ! 「ypaaaaaaaa(ウラー)!!!」 紹介しよう!我がタヴァリシチ(同志)、めーりん達だ。 大概のゆっくりは雪の寒さで餡子が凍って死ぬそうだが、その点めーりんは違う! 厚い皮が寒さから中身のピザを守り、しかもピザの成分にも唐辛子が入っているから この辺りの寒さ程度じゃ行動になんの支障もないのだ! 無論、このめーりんは常に我が祖国のソフホーズ(農場)で襲いかかるゆっくり共と戦っていたから この辺りの弱いめーりんとは全く違う。ほら、見てみぃ、この鋭い眼!覇気のある叫び声! 「ypaaaaaaaa!!!」 うむ、よろしい。さて、ワシがここにいるのは他でもない。農場を荒らすゆっくり共を 冬の間に殲滅する為に村に頼まれたのだ! ふふ、久しぶりの戦に血が騒ぐわ。では往くぞ、同志めーりんよ! 「「「ypaaaaaaaa!!!」」」 小一時間歩いた後、ワシと同志めーりん達は依頼された森にたどり着いた。 この辺りに住むゆっくりはドスを含めざっと80匹。殲滅目標は全て! 冬の間餌の消費を抑える為に数を減らしているようだがワシにとっては好都合よ! あたりを見回すとあるわあるわゆっくりの巣が次々と見つかる。 流石に寒さが入らないよう隙間は開いていないがこんなものが擬装とは甘すぎる、甘すぎるわ! ではタヴァリシチよ!任せたぞ! 「ypaaaaaaaa!!!」 ポリトルーク(政治将校)めーりんの号令一下の元、同志めーりん達が小枝や石を取り除いていく。 耳を澄ますと 「ゆ!なんだか寒くなってきたよ!」 という声も聞こえる。 「おきゃーしゃん、ちゃむいよぉ」 「まっててね、ゆっくりふさぐよ!」 「おちょーちゃんしゅごいしゅごい!」 冬ごもりなのに家族連れか。冬を甘く見た報いとしてシベリアの永久凍土で永遠にゆっくりさせてやろう! 「ゆゆゆ!くずめーりん!えださんやいしさんをもっていかないでゆっくりしnゆべっ!」 「ypaaaaaaaa!!!」 文句を言いながら飛び出してくるまりさ種を横に吹っ飛ばすと同志めーりんは次々と巣の中に突入していく。 「ゆ!やめてねくずめーりん!ゆっくりで、で、でででだいおう!」 「おかーしゃんにひどいこちょすりゅ…りゅ、りゅーまち!」 「ゆわーん、やめちぇええええええんでぼばっ!」 次々と同志めーりんによって叩き出される屑以下の饅頭ども。てきぱきと横一列に並ばされる。 先ほどの父親と見られるまりさが 「ゆううううう!!!おうちをこわすくずめーりんどもはぢねええええええ!!!」 と飛びかかってくるが、同志めーりんはてきぱきと足を噛みちぎっていく。 「ゆぎゃああああああ!!!!!」 「でいぶの、でいぶのあじがああああ!!!!」 「うわゃーん、おかーしゃん、あちがいちゃいよおおおおお!!!!」 でいぶとはなんだ?米帝デー○=ス○クターか? 一通り足を使いものにならなくしたとこでおもむろに声をかける。 「ユックーリシテイッテネ!!」 「ゆびいいいゆっぐりぢでいっでねええええ!!!ゆっぐりでぎないいいい!!!」 一通り挨拶をすませた後、簡単に人民裁判を開始する。弁護士はなし、傍聴人は同志めーりんだけだ! 「さて、君たちはこれまでの間我々人間の畑を漁って散々野菜を盗んだ。間違いないな!」 「だがらどうぢだああああああ!!!!!ぞれよりざっざどまりざざまだぢを あだだがいいえのながにもどぢでゆっぐりぢねえええええ!!!!」 「「しょーだしょーだ!!」」 「おやざいはがっでにはえでくるものでぢょおおおおおお!!!!」 吹雪の中震えながらも罵声を浴びせるゆっくり共。反省の意図なし、と。 あっても判決は既に決まっているが。 「被告に悔悛の情なし!よってゆっくりまりさどもの巣を完全に破却した後、一匹づつ公開処刑に処する!」 「ゆ”ううううううううううう!!!!!!!」 叫ぶ死刑宣告されたゆっくり一家。一方同志めーりん達は 「「ypaaaaaaaa!!!」」 と喜びをあらわにしている。 「ypaaaaaaaa!!!!」 またポリルトークめーりんの号令がかかり、同志めーりん達は巣の中にあったものを全て外にぶちまける。 冬ごもりの餌は今夜の宴会用、綺麗な石を沢山帽子の中に入れて見せびらかしている同志もいる。 魚の骨には価値がないのか森の方に投げ捨てている。 「ゆがあああああああ!!!ばでぃざざまのぶゆのじょぐりょうがあああああ!!!!!」 「くずめーりん、れいみゅのちゃからものかえちてえええええ!!!!」 「やめちぇええええ!!!まりちゃのおさかなさんのおほねさんすてないでえええ!!!!」 ばでぃざとはなんだ?新種の怪物か? 一通り戦利品の分配が済んだ後はお待ちかね、 「ヒャア!汚物は消毒だあああああああ!」 「「「ypaaaaaaaa!!!」」」 叫び声をあげながら次々とまりさどもをレイプしていく同志めーりん達。 「やべでええええ!!!ぐずのごどもなんがぼぢぐないいいいいいい!!!!」 「ゆうううううう!!!!でいぶのばーじんはまりざのぼのなのにいいいいいい!!!!」 「ゆぇぇぇん!ちゅっきりちちゃくないよぉぉぉぉぉぉ!!!」 わりかし美ゆっくりだったれいむには同志めーりんの行列ができている。おお、前と左右とは4Pか。 あまりすっきりしすぎて腰を抜かすなよ! ワシも負けずにヴォートカ(ウォッカ)を飲みながら赤ゆっくりを一匹掴むと口の中に入れる。 うむ、美味い。やはりサハリンスカヤ(ウォッカの一種)には甘味がよく似合う。 「「ypaaaaaaaa!!!」」 「ゆぎゃああああああああでいぶのあがぢゃんがあああああ!!!!」 お、散々犯した後黒ずんだ赤ゆっくりを食べているな。うむ、自給自足こそ我らが極意よ! 「ごろず!ぜっだいにごろずううううう!!!!!」 こっちのまりさはまだ元気だ。頭に茎が10本も生えているのにまだ叫んでいる。 「同志めーりん!」 「ypa!」 「好きなように殺せ!」 「ypaaaaaaaa!!!」 みるまに片目をえぐり、歯をすべて折り、茎を一本一本折ってまりさの目の前で食べ、すり潰していく。 「ばでぃざのがわいいおべべええええええ!!!!!」 「あがぢゃんがあああああ!!!ゆがががががが!!!!」 「ふぁふぇ(しね)!ふゅっふゅふぃふぇふぃふゃいふぃふぃいふぁふぃふぇぇぇぇぇぇ (ゆっくりできないじじいはしねええええ)!」 仕上げにまりさの左右を同志めーりんが押さえ、引っ張る。 「ふゅふゃあああああああああああああああうわらば!!!!!!」 もう耐えきれないだろうと思った瞬間、真中から千切れて吹雪とともに舞い飛ぶ大量の餡子。実に爽快だ! 周りを見渡すと他のゆっくりの処刑も済んだようだ。 「よおし!次のゆっくりを殲滅するぞ!ypaaaaaaaa!!!」 「「「「ypaaaaaaaa!!!」」」」 まだ雪は降り始めたばかりだ。この冬はゆっくり達の地獄となる事だろう。 終 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 虐待に重点を置いて書いたらどうなるか試してみたかったのでソ連軍をコンセプトに書いてみました。 なんでめーりんの鳴き声が違うの? ロシアから来た外ゆっくりだからです。ちなみにアメリカのみょんは「DIIIICK!!」と鳴きます。 めーりんは何匹? 兵士10匹に政治将校1匹です。ドス相手に背中を見せたりしたら政治将校に処刑されます。 これまでに書いたもの 剣客みょん 合戦 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/53.html
私、博麗霊夢はゆっくりを飼っている。自分と似た姿をしているゆっくりれいむだ。 ゆっくりれいむと出会った当初は自分と似た饅頭が動いているとあって気味が悪く見えたものだが、 今となっては仲良くやっている。 例えば庭の掃除を終えて、一休みとして昼寝をしようと座布団を探していたとき、 私のそばまで飛び跳ねてくると 「おひるね♪おひるね♪れいむといっしょにゆっくりしようよ!!」 と、自らの身体を枕代わりにさせてくる。 頭を預けるとふんわりと柔らかく、餡子の甘くていいにおいがする。 そのことをゆっくりれいむに告げると、 「ここがれ~むのゆっくりプレイスだよ!!ゆっくりしていってね!!」 と、ふるふると喜んでいる。自分が飼い主の役に立つことがうれしいのだろう。まったく可愛いやつめ。 ちなみにゆっくりれいむは自分のことは【れいむ】、霊夢のことは【れ~む】と呼ぶ。ややこしい。 とても寝心地がよかったので、枕になってくれたお礼にとゆっくりれいむを抱っこして膝の上にのせてあげた。ふにりとした柔らかい感触を手と膝に感じた。 意外と重い。中身が詰まっているのだろう。 「ゆぅ~♪」 ゆっくりれいむはご機嫌だ。すりすりと顔を胸に摺り寄せてくる。女の子同士?とはいえ少し恥ずかしい。 「ここをれいむのゆっくりポイントにしてもいい?すっごくゆっくりできるよ!」 そうやって満面の笑みでせがんでくる。特に断る理由もないのでいいよと答えると、ゆっくりれいむは目をつぶって動かなくなった。 ゆっくりするためであろう。 「あったかくてやわらかい・・・。おかあさんみたい・・・。」 この年で母親呼ばわりされるとは思わなかったが、悪い気がしなかった。 ところでゆっくりプレイスとゆっくりポイントの違いって何だろう。 その後の事であるが、友人の霧雨魔理沙が自分の飼っているゆっくりアリスを連れてきた。アリス本人に似てか、 礼儀正しくておしゃまなところがあった。そういえば以前ゆっくりれいむを抱っこしてあげたら喜んだことを思い出す。 喜んでくれたらいいなと、ためしにとゆっくりアリスを抱っこしてあげた。 「はなして!ありすはもうこどもじゃないの!」 そうは言っておきながら顔は笑っている。素直じゃないところもアリスそっくりだ。 そのときゆっくりれいむが奥の部屋から飛び跳ねてきた。ゆっくりの名にあるまじきスピードだった。息まできらせている。 ゆっくりれいむは泣きそうな顔でゆっくりアリスをにらんだ後、 「ここはれいむのゆっくりポイントだよ!ゆっくりどいてね!」 と泣き叫んでしまった。まさかやきもちを焼かれるとは思ってもいなかった。このままでは埒が明かないので、 悪いけどゆっくりアリスにはどいてもらった。ゆっくりアリスは何も言わなかったが、目を伏せてとても残念そうな顔をしていた。 あとで魔理沙にゆっくりアリスを抱っこしてあげるように頼んだ。魔理沙はあっさりと了承してくれた。 このときゆっくりアリスが一瞬うれしそうな顔をしたことを私は見逃さなかった。 その日の夜、なんで他のゆっくりをどかそうとしたのかと叱ったら、 「れ~むのうわきもの!だっこしてくれるのはれいむだけじゃなかったの!れいむのゆっくりポイントにしてくれるっていったのに!」 ぷく~っと、ふくれつらですねている。あの時は軽く約束してしまったが、それほど重要な約束であるとは思わなかった。 たぶん私達とは常識が違うのであろう。それでも友達を追い出そうとすることは最低だときつく叱った。 今度あんなことをしたら二度と抱っこしてあげないというと、 「ゅっ・・・ゅ・・・ごめ゛んなざい!ごめんな゛ざい!もうにどとじまぜん・・・。だかられいむのこときらいにならないでぇ!! れ~むといっしょじゃないとゆっくりできないよ!ゆっぐりしたくないよ!」 泣き出しちゃったよ。どうしよう。まぁ、反省しているならいいか。 そう思いながら抱っこしてあげる。我ながら甘くなってしまったものだ。 ゆっくりれいむは頭をぐりぐりと強く擦り付けてくる。やはりゆっくりポイントを奪われるのはよっぽどのことだったのだろう。 それならばと、もう二度と友達を無理やりどかそうとしないならいくらでも抱っこしてあげるとゆっくりれいむに告げると、 「ゆっくり・・・・・・ごめんなさい・・・・・。ゆぅ・・・ゅ・・・・・・・・・。」 ゆっくりれいむは腕の中に納まり、あっという間に寝てしまった。普段あれほど取り乱すことはなかったから疲れたのであろう。 そう考えると、これほど大事に思われているのも悪くはない。 ゆっくりれいむを抱え、布団の中に連れて行く。今夜は一緒に寝てあげよう。 なんだか、子供の頃に何かあって泣いてしまった後、お母さんの布団の中にもぐりこんだときのことを思い出す。 あのときはどんなものからも守られている感じがした。怖いものが絶対に近づいてこない。安心できる場所。どこよりもゆっくりできた。 ゆっくり達にしてみれば、ゆっくりすることは存在意義なのかもしれない。それならばあれほどまでに守ろうとしたのも納得できる。 誰だって大事な人の隣を他の人に渡したくはないだろう。今度からは気をつけよう。そう思いながら、隣にいるゆっくりれいむをなでる。 とても安心した顔をしている。これを見ると、また抱っこしてあげたくなる。お母さんになった気分だ。 ふとゆっくりれいむの口元を見ると、寝言を言っているようだ。どんな夢を見ているのだろう。 「れ~むのおなかきもちいいょぉ・・・・・・・。ぷにぷにしてるぅ・・・・・おもちみたい・・・・」 やっぱやめだ。二度とだっこなんかしてやらん。 涙がとまらないよ!どうしてくれるの!! -- ゆっく (2009-03-27 02 44 17)
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2251.html
注:容姿描写等は、あくまでもこの作品内のみのものです。 朝、村の男が畑へ出てみると、こそこそと作物を齧っている影を発見した。 ゆっくりめ、と思い後ろから近づき、その物体を掴む。 「おらあっ!クソ饅頭め、ぶち殺してやる!」 「に゛ゃあ゛!」 掴まれたゆっくりは涙を浮かべ、カタカタと震えている。 そのゆっくりを見て、男はおやっと思った。 男もそんなに見かけたことのない希少種、ちぇん種であった。 「わ、わるかったよー、ごはんがたりないんだよー」 「……………………」 その姿を見て、男の怒りが急速に薄れていった。 「……分かったよ、少しでいいなら持ってっていいぜ」 「あ、ありがとう!おじさんいいひとだね、わかるよー!」 ちぇんは作物を少し貰い、お礼を言って帰っていった。 ちぇん種は基本的に素直で可愛らしいので、人間達の間では非常に人気が高い。 もちろん程度にもよるが、このように畑を荒らしても許されることは多かった。 そして、その光景を一匹のゆっくりが遠くから見ていた。 十分ほど後、男が畑仕事を始めると、再びゆっくりが作物を齧っているのが見えた。 またかよ、と思い近づき、先ほどと同様に後ろから掴む。 「ごめんだぜ!おなかがへっていたんだぜ!」 それはまりさ種であった。 このまりさは人間に捕まっても少しも慌てていない。 さっきのちぇんと同じように、作物を分けて帰してくれると信じ切っていたのだ。 「てめえ、俺の畑になにしやがるうううう!!!!」 「ゆびゃ!」 男はまりさを地面に叩きつけると、力一杯、何度も踏みつける。 「死ね、この饅頭が!身の程をわきまえやがれ!」 「な…………なんでなんだぜ…………」 まりさ種はちぇん種と違い、自分勝手で図々しい。 畑を荒らしたり、家に上がりこんで自分の家宣言をすることなど日常茶飯事である。 そのため人間達の間では、ゆっくり随一の嫌われ者であった。 当然ちぇん種との扱いの差は天地の開きがあるのだが、そんなことまりさは知る由も無かった。 またある所に、一匹の瀕死のぱちゅりーが道で倒れていた。 石か何かでケガをしたようで、皮の一部を失って餡子が流出している。 そこに一人の女性が通りかかり、ぱちゅりーに気付く。 「た、大変!大丈夫!?」 「むきゅ……いたい……」 「待ってて、すぐ助けてあげるからね!」 急いで女性はぱちゅりーを、治療のために連れて帰る。 ぱちゅりー種は物分かりがよい分、人間の恐ろしさも熟知している。 そのため人間に危害を加えようとしない傾向が他のゆっくりよりも強い。 よって人間からは頭のいい、迷惑をかけない良いゆっくりだという認識を受けていた。 女性は再び家を出ると、近くをひたすら走り回った。 すぐに目的のゆっくりが見つかった。家族連れのれいむ種で、赤れいむも何匹かいる。 「いいゆっくりね、少し借りるわ」 「なにするの!れいむをはなしてね!」 「おねーしゃん、やめちぇね!」 「おかーしゃんをはなちぇー!」 赤れいむ達の声など聞く耳持たず、母れいむを家へ連れて帰る。 そしてすぐにぱちゅりーのいる部屋ではなく、台所へ向かった。 「はやくおうちにかえして…………ゆぎゃああああ!!!!!」 女性はれいむの皮を剥ぎ、中の餡子も少し貰い、ぱちゅりーの元へ急ぐ。 幸いぱちゅりーは、まだ死んではいなかった。餡子を入れ、れいむの皮を使い縫合する。 餡子があれば、ゆっくりはなかなか死なない。小一時間すると、餡子を得たぱちゅりーは完全に回復した。 「むきゅ、ありがとう、おねえさん!」 「いやいや、助かってよかったわ」 すっかり元気になったぱちゅりーは、森へと戻っていった。 ぱちゅりーが帰ったのを見届けてから、女性は台所へ戻る。 大きく皮を剥がれたれいむは、餡子を流出しきって死んでいた。 ほぼ皮だけとなったれいむを持って、赤れいむ達の元へ戻る。 「あ、さっきのおねーしゃん!」 「おかーしゃんをかえちてね!」 「ええ、分かってるわよ。ほら」 女性は母れいむだったものを、赤れいむ達に投げつける。 「お、おかーしゃんがああああ!!!!!」 「どぼちてえええええ!!!!!」 「ゆっくちできにゃいよおおおお!!!!!」 「あなた達のお母さんのおかげで、一匹のゆっくりの命が救われたわ!ありがとう!」 れいむ種はぱちゅりー種と違い頭が悪く、まりさ種同様平気で人間の食べ物を食べたり、人家に侵入したりする。 数が多いこともあり、人間達の間ではやはり嫌われ者であった。 またある夜、青年が森を歩いていると、ゆっくりみょんが体付きれみりゃに襲われていた。 「まつんだどぉ~☆」 「ちんぽおおおお!ちんぽおおおおおおお!」 ゆっくりみょんは卑猥な言葉を発するとはいえ、その性格に関しては意外と礼儀正しい。 そのため女性からはともかく、男性には好かれることが多かった。 「この肉まんが!喰らえ!」 「だどおおおおおお!!!!!!」 青年のパンチを喰らって、れみりゃは吹っ飛び、ピクピクと痙攣している。 体付きれみりゃは可愛さも頭脳も、数あるゆっくり種の中で最低レベルに位置する。 しかもれいむ種やまりさ種にはまともな者もいるが、体付きれみりゃにはほぼ皆無。当然嫌われ者である。 「さあ、今のうちに逃げるんだ」 「ありがとうだちーんぽ!」 青年に礼を言うと、ゆっくりみょんは森の中へ姿を消していった。 しばらく歩くと、似たような光景を再び目にした。 「うー!うー!」 「たすけてえええええ!!!!!」 今度は襲っているのは体無しれみりゃ、襲われているのはゆっくりアリスである。 ゆっくりアリスは青年を見るやいなや、青年に助けを求めた。 「お、おにいさん、たすけてくれてもいいわよ!」 「……………………」 「な、なんならおにいさんのいえを、ありすのいえにしてあげてもいいわ!」 「そうか、じゃあやめとくわ」 青年はそう言うと、ゆっくりアリスを掴み上げた。 「ほれ、こいつやるよ」 「んほおおおおお!!!なんでええええ!!!」 「うー!うー!」 ゆっくりアリスは人間へは物的被害はもちろん、精神的にも害を及ぼす。 それは手当たり次第に他のゆっくりをレイプし、またその時の顔が非常に醜いということだ。 小さな子供を持つ主婦からは、子供の教育に悪いと特に評判がよろしくない。 ゆっくりれみりゃは、青年に掴まれたありすをガツガツと貪る。 「ゆぎゃあああああ!!!!!」 「うー!うー!」 「うーむ、さすがに可愛いなぁ」 体無しれみりゃは捕食種ながら、その外見はゆっくりの中でも屈指の可愛さを持つ。 しかも体付きと違ってうーうー呻るだけでウザくないので、かなり人気が高い。 もちろん、れいむ種やまりさ種をよく食べるというのも人気の理由の一つである。 青年はれみりゃの食事が終わるまで、ゆっくりしてその光景を眺めていた。 さて、それらの噂を耳にしたゆっくり達で、悪巧みを企む者達がいた。 ゆっくりちぇん、ゆっくりぱちゅりー、ゆっくりみょんの3匹である。 彼らは先の話のちぇん達のような者達と違い、彼らの種にしては珍しい、ゲス気味のゆっくりであった。 「むきゅ、わたしたちには、にんげんはやさしいわ」 「ごはんもらいほうだいだね、わかるよー」 「にんげんをりようするんだちーんぽ!」 早速3匹で人里へ赴く。 人気者の3匹が勢ぞろいしている光景には、多くの人間が目を細めた。 「あらあら、可愛らしいゆっくり達ですね」 一人の少女が3匹に声をかける。 すると3匹は待ってましたとばかりに、少女に要求を始めた。 「むきゅ、わたしたちがかわいいのは、とうぜんよ!」 「だからごはんをよこすんだちーんぽ!」 「ひろいいえもねー、わかってるよねー」 「あらあら……分かりました。ではどうぞ、私の家へ」 少女はにっこり微笑むと、自分の屋敷に3匹を招いた。 その門には「稗田」と標識があったが、ゆっくりにとってこれが何を意味するかは無論知らなかった。 そしてその家で、3匹は知ることになる。 ゆっくりの種になど関係なく、どんなゆっくりも虐待する人間がいることに。 彼らが屋敷を出てくることは、二度となかった。 終 過去作 ゆっくり鉄骨渡り ゆっくりアトラクション(前) ゆっくりアトラクション(後) ありすに厳しい群れ(前) ありすに厳しい群れ(中) ありすに厳しい群れ(後)
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/966.html
家に帰ると、居間の方から話し声が聞こえて来た。 「ゆ!そろそろうまれそうだよ!」 「ゆっくりしたあかちゃんになりそうだね!」 居間を覗き込んでみると二匹のゆっくりがこちらに背を向けている。 黒い帽子と赤いリボン、まりさ種とれいむ種だろう。 れいむの方は2本ほどツタが生えており、赤ちゃんまりさが1匹に 赤ちゃんれいむが3匹ほどぶら下がっている。 植物型の妊娠は1度に10匹弱〜10数匹は産むのだと思っていたが、 ツタの表面につぼみが落ちたような後が何箇所か付いている。 恐らく外敵にでも追われて必死に逃げたら、ツタを揺らしすぎて 落としてしまったとかそんな所だろうか。 妊娠した母体のゆっくりは安全な巣で出産を待つと言う。 この家に居ると言う事は巣も無いのに妊娠したのだろう、 誠におばかである。 居間に入っていくと、ゆっくりはこちらに気が付いたようだ。 「ゆっ!ここはまりさたちのいえだよ!」 「これからあかちゃんをうむからゆっくりしないででていってね!」 早速腹が立つ事を言ってくれる。 だが本当は自分の家だと教えてもゆっくりは理解しようとしない。 ばかなの?しぬの?と余計な事を言ってくるだけだろう。 部屋が荒らされていないか見回してみるが、さすがに妊娠したつがいでは そう暴れる事も出来なかったのだろう。せいぜい空の酒瓶が倒れて たんすの下の段が開いていたり布団がぐちゃぐちゃになっているくらいである。 いや、布団は元からかもしれない。 「ゆ゛うぅぅ!さっさとででいげぇ!」 さっきからゆっくりの言葉に返事もせず、部屋の状況を確認するのに 夢中になっていたのが気に食わないのかまりさが足を押してくる。 必死になっているが足は全くうごかず、まりさの方が足にめり込んで変形している。 そのまま足で押すように蹴りとばし、れいむの方を向きあぐらをかいて座ると 赤ちゃんに手を出されると思ったのかれいむは少し怯えたように後ずさりする。 すぐに潰したり外に投げ捨てたりするのもいいが、折角だから出産シーンを 見物させてもらおう。 「なにするの?ゆっくりできな…ゆっ!?」 抗議の言葉を投げかけようとしたれいむが頭上の異変に気づき動きを止める。 ツタに生った赤ちゃんのうち1匹がぷるぷると震えだし、その震えが 伝染したかのように他の赤ちゃんも全て震えだした。 先ほど蹴り飛ばして「ゆべっ」と倒れていたまりさも 抗議する事すら忘れて見入っている。 さほど時間がかかることもなく、4匹の赤ちゃんゆっくりは次々と落ちてきた。 すこし地面の上でぷるぷると震えた後、眼をキラキラさせて声を揃える。 「「ゆっくりしていっちぇね!」」 「すごくゆっくりしたあかちゃんだね!」 「ゆっくりしていってね!いっぱいゆっくりしていってね!」 定番の挨拶をした後、ツタを生やしたままのれいむはこちらに向き直り 「かわいいあかちゃんでしょ!げんきにそだつように さっさとごはんをもってきてね!」 とのたまう。さっきは出て行けと言っていたのにもうこれだ。 最初は頭の上のツタを赤ちゃんに食べさせるそうだから、 赤ちゃんをダシに人間から自分のご飯も貰おうと考えているのだろう。 「さっさとしてね!」 「「ごはんちょうだいね!」」 まりさや赤ちゃんも同調する。まりさなどは先ほど蹴られた恨みもあるのだろう。 細目で笑っているのか無表情なのか、非常に憎たらしい表情である。 ごはんといってもな、何かこいつらが食えそうな物などあっただろうか。 食事と聞いてなぜ連想してしまったのか、つい倒れた酒瓶の方に目を向ける。 先の細くなった瓶の口を見て、いたずらを思いついてしまった。 「よし」 つぶやいて、立ち上がらずに酒瓶に手を伸ばす。 よし、と言う返事からご飯をくれると思ったゆっくりは笑顔で跳ねる、 と素早い動きで赤ちゃん4匹はヒョイヒョイと掴まれてしまった。 「ゆ゛っ!?」 「なにするの!?ゆっくりはなしてね!」 急な動きに意表を突かれた親は固まってしまう。 れいむの方はまりさよりも若干だが頭が良いのだろう、 すぐ状況を把握して子供を放すように要求して来た。 その言葉に耳を貸さず、手元で瓶の口と赤ちゃんゆっくりを近づけると、 遊んでもらっていると思ったのか赤ちゃんはキャッキャと喜んでいる。 プチトマトサイズでは瓶の口を通るには少し狭いが、やわらかい饅頭なら 変形すれば大丈夫だろう。 瓶の口に赤ちゃんれいむの顔をあてがい、親指で後頭部をグッグッと押していく。 「ぎゅっ!?ゆ゛っゆ゛っ」 ちょっと小さい口に押し込まれた赤ちゃんは明らかに苦しそうな声を上げる。 その声を聞いた親は異常な事態にパニックを起こしだした。 「な゛にやっでるの゛おぉぉ!」 「はなぜ!さっさどじねぇ!」 れいむはツタをふりふりさせながら足に体当たりし、 好戦的なまりさは腕に飛び掛ってくるが、どちらも全く効き目がない。 「ゆ゛ぶっ!いじゃい゛い!」 変形しながら瓶の口を通り抜けた赤ちゃんれいむは瓶の底まで転がっていき、 少量の餡子を吐き出しながら泣き出した。これならちゃんと通れるな。 残った赤ちゃん3匹も瓶の中に入れてしまう。 先に入った赤ちゃんの悲痛な声を聞いていたゆっくりは 自分の番が来ると目をウルウルさせながら手の中で暴れるが、 れいむ種2匹はさっきと同じ要領で瓶に入れてしまう。 「や゛めで!お゛ねがいだがだやめでーっ!」 親二匹も攻撃が通じないと判ったのか、泣きながら懇願するばかりである。 最後は赤ちゃんまりさの番だが、まりさ種特有の帽子が邪魔になる。 「まりじゃのおぼうぢがぁぁ!」 帽子を取り上げた赤ちゃんまりさを、れいむと同じように瓶の口にあてがい また親指で押し込んだら、帽子だけを後から入れてやる。 「ゆう゛、う゛う゛…」 無理やり変形させられた痛みに涙が出るが、ひらひらと落ちてきた帽子をみると もぞもぞと被りに行く。 ボトルシップはピンセットを使い、瓶の中で部品を組み立てるそうだが これは部品が自分で勝手に帽子を被ってくれるので楽なものである。 これで4匹全員が瓶の中。赤ちゃんゆっくりは決して広いとは言えない 瓶の底面で泣きながらふらふらしている。 「くちゃい!ここなんだかくちゃいよ!」 空になる前は酒が入っていたからなぁ。 親は親で、舌を入れるのも困難そうな瓶の口の細さに 「どうじだらいい゛のお゛!」と叫んでいる。 舌を入れられたとしても、赤ちゃんを強く押して変形させながらで やっと入れられた細さの口である。苦痛を感じる赤ちゃんを無理やり 引っ張り出すなどゆっくりの力ではとても出来ないだろう。 もし頭のいいゆっくりなら割って助けると言う選択も思いつくだろうが、 中に居る赤ちゃんが衝撃に耐えられるか不安な所である。 自分の力では出せないと判った親はこちらに文句を言ってくる。 「はやくあかちゃんをだしてあげてね!」 「ゆっくりできないから、あかちゃんをだしたら ゆっくりしないでしんでね!」 れいむは赤ちゃんにツタを食べさせるタイミングを失ったいる為、 怒ったセリフに合わせてゆさゆさとツタが揺れる。 そう言えば赤ちゃんは租借したえさか、このツタしか食べられないんだったなぁ。 瓶の中の赤ちゃんに目を向けると、腹が減ったのか元気が無さそうにうつむいている。 きつい酒の匂いに気分が悪くなっているのもあるのだろうが。 とりあえず、れいむから生えている2本のツタをつまみ、ぷちっと引き抜く。 「ゆゆ!それはあかちゃんのだからとらないでね!」 と抗議されるがそのまま瓶の中に落として上げると、 赤ちゃんにごはんを上げてくれたのだと判断したのだろう。 「ごはんをあげてくれてありがとう!れいむたちにもごはんをちょうだいね。」 「なんどもはねてつかれたよ、おいしいおかしをもってきてね!」 自分の分までねだって来た。怒ったりねだったり忙しい、 まったくゆっくりしていないゆっくりである。 瓶の中ではさっそく赤ちゃんたちがツタに群がっている。 さすがにツタ2本だけで、瓶の中では餌を租借して渡すのも困難となると 長くもたないのではないか、と考えがよぎり、また思いついてしまった。 無ければ作ればいいのである。 「どうしてだまってるの!?ばかなの?しぬの?」 と癇癪を起こしだす親二匹の後頭部をわっしと掴み持ち上げる。 「ゆ゛!?なにするの、ゆっくりおろしてね!」 「ゆ、ゆへへ、まりさたちはおおきくてびんにははいらないんだぜ! そんなこともわからないなんてばかなんだぜ!」 さっき持ち上げられた赤ちゃんと同じように瓶に入れられると思ったのだろうか、 言われなくても入らない事くらいわかるのに自信満々なまりさの頬と れいむの頬をぐっと押し付けると、ごしごしと揉み洗いをするように2匹の頬を 擦り付ける。無理やりほお擦りをさせる形である。 「ゆっゆっ、いだいよ、やめて!」 力加減が強すぎるのか、痛みを訴えるが無視して摺り続けると 次第に頬の皮が絡みつくようにねっとりとし、二匹の顔も上気しだす。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…」 それでも止めずに続ると、声にも艶が出てきて顔全体がじっとりと粘液で覆われる。 突然甘い声を出し始めた親のスキンシップ、赤ちゃんたちは瓶の中からその行為を 息を呑んで見つめる。まだ何をしているのかも判らないのだろうが、 とても気持ちよさそうにしているのは通じるらしく、 となりの赤ちゃんとほお擦りを始めている。 親二匹がいわゆるアヘ顔になってから十数秒も経つと、突然ぺっかー!と笑顔になり 「「すっきりー!」」と叫んだ。これで交尾も終了のはずである。 すっきりの気持ちよさに、目をトロンとさせている二匹を床に下ろすと、 まりさの側頭部からスルスルと2本のツタが伸びだした。 被っている帽子のつばが邪魔になるため、側頭部から帽子の外まで横に伸びた後 若干カーブして上向きに伸びる。2本の角のように見えて、ふとせんとくんと言う 言葉が浮かんだか何の事だか判らないなぁ。 まりさとれいむのつがいだと、れいむが母親になるケースが多いようだが、 確かに大きな帽子を被ったまりさと植物型出産は相性が悪いように見える。 「ゆゆ、まりさおかあさんになっちゃった…」 急に慈愛に満ちたような表情でまりさがしおらしく呟く。 正直まりさらしくないが、母親はこうだ、と言う思い込みがあるのだろう。 そんな事を考えているうちにツタの表面につぼみが出来始めた。 子供を増やしてしまっては意味がないので早速側頭部からツタを引き抜く。 「ゆあっ!まりさのあかじゃんにな゛にずるの!!!」 目を見開いて叫ぶが気にせず、ツタから出来かけのつぼみをちぎり取る。 さっきれいむから引き抜いた、直前まで子供を育てていたツタと比べると 若干細いような気がする。中の管に子供の為の栄養も流し始めていないのだろう。 これでは瓶の中の子供の栄養としては不十分かもしれない、 となれば質より量を求めるしかない。 まりさから抜いたツタも瓶の口から放り込み、またまりさとれいむを掴む。 「ゆっ!もうすっきりしてつかれたからゆっくりさせてね!」 二匹の頬をくっつけ、すっきりするまで擦り付ける。 「ゆっゆっゆっゆっゆっ、やっ、ゆっ、やめてっ、ゆっ…」 … 「ゆ゛っ、すっ、すっきりー!」 恍惚とした表情のゆっくりからスルスルと生えてくるツタを引き抜き、瓶に入れる。 「あがちゃんどらな゛いでぇぇー!」 これを繰り返す。何回も何回も。 気づけば瓶の口からは入りきらなくなったツタが十数本、もっさりとはみ出している。 食事も与えずに何回もすっきりさせられた親はもはや虫の息、と言った感じで 上気させながらもやつれた顔で倒れている。 赤ちゃんも食べる以上に放り込まれるツタが動くスペースを無くし、 何度も何度も親のすっきりを見せ付けられた事もショックだったのか ツタに囲まれながらぶるぶる震えている。 今にも死にそうな親は、ツタが無くなった後に中身の餡子を 子供の餌にすればよい。 今あるツタを食べ終わる頃には、赤ちゃんもみんな体が大きくなって 瓶の中では窮屈になるだろう。その時この4匹が親の餡子を奪い合って どんな醜態を見せてくれるかと思うと今から待ち遠しくなる。 おわり。 お帽子の人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/431.html
年がら年中ゆっくりを虐待している俺だが、たまには生産的なこともする。 「ゆっくりしていってね!」 目の前には、5匹の赤れいむ。 1週間前に、近所の森にいた茎を生やしたゆっくりから毟り取ってきたものだ。 親ゆっくりは引っこ抜くついでに生ゴミにしておいた。 「おう、お前ら行くぞ」 バスケットに5匹の赤れいむを入れて、俺は家を出た。 向かう先は近所の森。 そこにターゲットのゆっくりがいるのだ。 そのターゲットのためだけに、俺はこの赤れいむ5匹を育てた。 「ゆっくりー!」 見よ。このゆっくりした赤れいむを。 俺が必死こいて育て上げた、もとい調教した結果を。 ゆっくちなどと糞ガキ丸出しのセリフなど言わない。 ぷりぷりした体はやわらかく、弾力に富み、なめらかだ。 指で触れると、まるでパウダーでもまぶしているかのようにススーっと滑る。 瞳はキランキランに輝き、髪の毛は美しいキューティクルを・・・ と、まあ要するに超ゆっくりしてる。 近所のゆっくりパチュリーに見せたら、あまりのゆっくりっぷりに興奮したのか、クリームを吐き散らして死んだ。 エサは虫やら草なのだが、そこに各種サプリメントを振りかけまくったので舌が肥えることなくムッチリしたのだ。 「今日は、近所のおねーさんに会わせてやろう。社会見学ってヤツだな。いい子にするんだぞ?」 近所のおねーさんというのは、ターゲットであるゆっくり霊夢のこと。 成体で、6匹家族だ。 れいむと5匹の生後1週間の赤ゆっくり。 赤ゆっくりは全部まりさ種だ。 なぜなら今回のネタのために、俺が隙を見てれいむ種だけ皆殺しにした。 伴侶のまりさも邪魔だったので、狩りに出ていた時に生ゴミに出した。 そうこうしている間に、ターゲットの住む洞窟についた。 とりあえず定番のセリフでいこう。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆ?ゆっくりしていってね!」 「ゆっきゅり!」 「ゆっくち!」 「ゆっくい!」 「ゆっくてぃ!」 「ゆっくぴ!」 1匹の親れいむと、5匹の糞カスみたいな赤まりさが返事に応えてくれた。 さっそく本題に入る。 「れいむよ、かくかくしかじかだ」 「ゆっくりりかいしたよ!」 1行で理解してくれて助かる。 3日ほど俺の赤れいむを預かってほしいという話である。 話の途中で嫌な顔をしたが、赤れいむを見せたらすぐに笑顔になった。 野生の親れいむにとって、俺の赤れいむは最高にゆっくりしている存在だ。 つい一緒にゆっくりしたくなったのだろう。 夏なので腐るほど虫がいるので食糧にも困るまい。 「そんじゃ、3日後に引き取りにくるから」 「ゆっくりさよならだよ」 俺は赤れいむ5匹を巣に入れてから、家に帰った。 「おにいさんのおチビちゃんたち、れいむのおうちでゆっくりしていってね」 「ゆっくちちていっちぇね!」 「まりしゃとあしょびたかったらクッキーちょうだいにぇ!」!」 「まりしゃたちとゆっくちちたかったらごはんちょーらいね!」 「まりしゃのほうがゆっくちちてるね!」 「にんげんしゃんのごはんをちょーらいね!」 小汚い洞窟に残された赤れいむに、家族が歓迎を示す。 洞窟同様、薄汚い家族に赤れいむは気分が悪くなったが、男の躾がよかったのでそれには触れなかった。 「ゆっくりするね!」 「れいむおねーさん、ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりおせわになるよ!」 「いっしょにゆっくりしようね!」 「ゆっくりしていってね!」 その言葉に、親れいむは「ゆっ」と声を上げた。 「ゆゆ。おチビちゃんたちは、もうおとなのことばがしゃべれるんだね!すごくゆっくりしてるよ!」 自分の子供、赤まりさはお子様な言葉遣いだというのに。 なんてゆっくりした赤ちゃんなのだろう。 親れいむは感動した。 そして、3日の社会見学が始まった。 それは親れいむにとっては感動の連続であった。 朝。 いつもは赤まりさを無理やり起こしていた。 きっと赤れいむもそうなるのだろう。 そう思っていたが、なんと赤れいむは親れいむよりも早く起床していた。 「ゆっくりおきたよ!」 なんとハツラツな笑顔だろう。 親れいむが大切にしている朝一番のすりすりは、赤れいむと行った。 「れいむもかりにいくよ!」 「おねーさんといっしょにいくよ!」 朝食後、そんなことを赤れいむは言った。 赤ゆっくりが狩りをするなど聞いた事もなかった親れいむは驚く。 「ゆ・・・!?おチビちゃんたちは、もうかりができるの?」 赤れいむは、生まれたときから狩りをさせられていた。 男の躾は凄まじく、狩りに出ると親れいむよりも多くの食糧を集めた。 あまりの素晴らしさに、親れいむは赤れいむにたっぷりぺーろぺろをしてあげた。 ちなみに5匹の赤まりさは巣穴で呑気に寝ていた。 帰り道、川に差し掛かると赤れいむはそこで立ち止まった。 「ゆ?どうしたの、おチビちゃん?」 「れいむ、すっきりするよ」 「れいむも!」 「すっきりはゆっくりできるよ」 「まいにちすっきりするんだよ!」 「すっきりしたいよ!」 言うが早いか、川の水で体を洗い始める赤れいむ5匹。 互いに髪をなめ合ったり、すりすりをして皮の汚れを落としている。 「す、すごいよ!!おチビちゃんはすごくゆっくりしてるよ!!」 ゆっくりにとって水浴びは大切なのだ。 耐性があるとはいえ、あまりにも汚いとカビだらけになるから。 だが、水に弱いゆっくりにとって水浴びはあまり好きになれないもの。 赤まりさは水浴びが大嫌いだった。 それなのに赤れいむは、こんなにも身ぎれいにすることを喜んでいる。 親れいむは赤まりさの気分の悪くなるような体臭を思い出していた。 「むーちゃむちゃ!ちゃーわせー!」 「うっめ!むっちゃうみぇ!!」 「むちゃべっ!むぢゃっ!ゆひっ!!」 「むっちゃむちゃ!!」 「うみぇっ!!むっちゃうみゅえ!!!」 「しあわせー」 「とってもゆっくりできるごはんだね」 「ゆっくりしておいしいね」 「れいむもしあわせー」 「みんなでごはんをたべるとゆっくりできるね」 「・・・ゆぅ」 3日目の夜。 晩飯をたべながら、親れいむは深く息を吐いた。 赤まりさの食べ方の汚いこと汚いこと。 元飼いゆっくりの親れいむには見苦しいことこの上ない。 ついつい甘やかして育ててしまったので、自己責任といえばそれで終わりなのだが。 それに比べてどうだ。 赤れいむの実にゆっくりとしたご飯の食べ方は。 親れいむは頭を抱えた。全身が頭なのは気にしてはいけない。 「ゆ、おチビちゃん。おくちにあんよがついてるよ。ぺーろぺろ」 親れいむは赤れいむの口についた、コガネムシの足の切れはしを舐めとった。 それを見た赤まりさが、悔しそうな顔をして親れいむに顔を向ける。 「おかーしゃん!!まりしゃもいっぱいついちぇるよ!!ぺーろぺろちてね!!」 「ゆっ!まりしゃもだよ!!」 「まりしゃにもぺーりょぺりょちてね!!」 「れーみゅにだけぺーろぺろはじゅるいよ!」 「はやくぺーろぺろちてよ!」 中には、エサの中にわざと顔を突っ込むボケもいた。 「ゆぅ・・・」 明日、お兄さんに赤れいむを引き渡したらこのゴミクズと暮らすのか。 そう思うだけで親れいむは空しくなった。 数日前まで、あんなに可愛いと思っていた赤まりさが今ではただの不良債権に感じる。 それを赤まりさもなんとなく感じているようで、最近では親れいむに甘えることが多い。 もっとも、それがウザさを強調して親れいむは更に赤まりさが嫌いになっていたのだ。 「ゆぅ・・・れいむは、おチビちゃんたちとはなれたくないよ・・・」 こんなにゆっくりした赤ちゃんと離れたくない。 自分と同じ種の、こんなにゆっくりした赤ちゃんと離れたくない。 親れいむは切実にそう思っていた。 赤まりさとだけの生活に戻りたくなかった。 伴侶が死んで、だいぶ経つ。 もう赤まりさへの最後の未練、死んだ伴侶の思い出もほとんど消えていた。 哀れ餡子脳。 翌日。 赤れいむの引き渡しは滞りなく行われた。 早朝に現れた男は、親れいむの話を聞きもせず、さっさか赤れいむを回収していった。 この赤れいむ達は、これからも似たような系統のネタの仕込みに利用されることになる。 「ゆぅ・・・・」 巣に残った親れいむはため息をついていた。 「ゆっ♪」 「ゆゆー!こりぇでおかーしゃんはまりしゃたちだけのものだよ!」 「これでゆっくちできりゅね!」 「ちゃーわせー!」 「ゆ♪」 逆に、親を赤れいむから奪い返した気分の赤まりさはニコニコだ。 すぐにこの笑顔が曇ることになるのだが。 さらに翌日。 赤まりさは枝でぶっ叩かれて起こされた。 「ゆっくりおきてね!!もうあさなんだよ!!」 「ゆげっ!!」 「ゆぐっ!?」 「ゆぎゅっ!?」 「ゆぎゅぅ・・・」 「ゆぎゃっ!!」 赤まりさが起きると、そこにはプリプリと怒った親れいむが。 びくびくしながら、赤まりさは親れいむの次のセリフを待った。 「あのおチビちゃんたちはちゃんとおきてたよ!!ゆっくりりかいしてね!!」 テキトーに返事をする赤まりさ達。 あんないなくなった奴なんかどうでもいい。 赤まりさはそう思っていた。 それよりも重要なものがある。 朝一番のすりすりだ。 これはとてもゆっくりできる。 一日を生きる活力となるすりすりなのだ。 「おかーしゃん、まりしゃはんしぇいしたから、すーりすりをしてね!」 「まりしゃにもおねが 「うるさいよっ!おねぼうをするゆっくりできないこにはすーりすりはなしだよっ!!」 そして体当たりをされた。 ある意味、頬のふれあいである。 さらに数時間後。 親れいむは狩りの準備を始めた。 あれから何かと赤れいむと比較されっぱだった赤まりさは、ようやくゆっくりできそうだと喜んでいた。 が。 「れいむのおチビちゃん。きょうからはいっしょにかりにいくよ!」 赤まりさは一瞬、真白になった。 何を言っているんだコイツは、的な感じで。 「どぼじでしょんにゃこちょいうのおぉお!?」 「まりしゃはゆっぐちぢだいよぉお!!」 「あかぢゃんはゆっぐりずるのがじごどでじょおおぉお!?」 「ゆっぐりざぜでよぉお!!」 「ごんなんじゃゆっぐぢできにゃいよぉおお!!」 「だまってね!あのゆっくりしたほうのおチビちゃんたちは、ちゃーんとかりができたよ!」 ゆっくりしてない方のおチビちゃん5匹は泣きながら抗議をした。 自分達はまだゆっくりしなくちゃいけないのだと。 だがそれに返ってきたのは言葉ではなく、体当たりと枝だった。 「ゆべ・・・」 「ゆぼ・・・わがだよ・・・」 「がりに・・・いぎまぢゅ・・・・」 「・・・」 「・・・」 「まったく、ぜんぜんごはんがとれなかったね。ほんとうにゆっくりしてないおチビちゃんだよ!」 初狩りで、しかも赤ゆっくりが取れる食糧などたかがしれている。 5匹で集めた食糧は、小指の先ほどの量だった。 「それがおまえたちのごはんだよ!ゆっくりりかいしてね!!」 「どぼじじぇ・・・」 「おがーじゃ・・・」 「もっど・・・ゆっぐぢ・・・」 「おにゃか・・・しゅいた・・・・」 「ごんなんじゃ・・・ゆっぐぢ・・・」 「ごはんのたべかたもきたないし、ちょうどよかったね!これでれいむはゆっくりできるよ!」 その後、赤まりさは無理やり水浴びをさせられた。 体力のなくなっていた3匹がそのまま川に流れていき、残り2匹はその後の体罰で死んだ。 「ゆゅー・・・」 親れいむは悩んでいた。 それは群れの赤ゆっくりが、全然ゆっくりしていないことだ。 バカ丸出しの言葉遣い、臭い体、狩りもできないタダメシ食らいのごく潰し、そんなダメなものばかり。 「こうなったら、みんなでしつけしようね!」 この前、赤れいむ5匹を群れのみんなに紹介したら、1匹残らず感動していた。 ならば、群れの子供達がゆっくりしていないことは簡単に理解できるだろう。 この群れをよりゆっくりした群れにするため・・・ れいむは固い意思と共に、リーダーの下へと跳ねて行った。 おわり。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2824.html
※タイトルと作中一部で使われている元ネタについてはスルーの方向でお願いします ※一行だけですがうんうんやしーしーネタが出てしまいます。ごめんなさい ※少々汚いです ある所にちょっとしたゆっくり一家をペットとして飼っている青年がいた。 親子合わせて五匹程の、平均のゆっくり一家よりはやや少ないがこれといった特徴のない一家だった。 れいむとまりさ種の五匹家族は飼いゆっくりのため、もちろん野生よりは良い生活を送っているのだが、納得いってない事があった。 それは青年がゆっくりの他に飼っているペットの猫だ。青年はゆっくり一家よりも遥かにこの猫を溺愛している。 夏場の涼風や冬場の暖房など、いわゆるゆっくり達の言う〝ゆっくりプレイス〟を青年は優先的に猫に与えている。 粗相をした時などは猫の場合は軽く叱るだけで丁寧に後始末をするというのに、ゆっくり一家がうんうんやしーしーの粗相をすれば死ぬ程殴られる。 それになによりも食事の格が違う。 ゆっくり一家が与えられているのは料理の際に出た野菜クズや残飯。その上自分で採って来いと軒下や庭に放り出される事もある。 それに比べて猫が与えられているのはニキロ三千六百円もするキャットフード。 月にニ、三は高級の猫缶までついてくる。 ゆっくり達に円の相場は分からなかったが、自分達のそれに比べて遥かに高級で美味しいということは理解できた。 同じ家に住んでいながらこの差は何だ。 親れいむと親まりさは憤怒し、子供たちもそれに倣う。 「ぷんぷん! まりさたちにおいしいごはんくれないで、ねこさんばっかりゆっくりさせるなんて!」 「れいむたちもゆっくりしたいよ!」 「「「ぴゅんぴゅん!!」」」 ゆっくり一家の怒りももっともだが、青年が猫の方を圧倒的に可愛がるのも無理もない事ではある。 その猫はもう十数年は生きている老猫であり、青年が子供の頃より一緒に暮らしてきたのである。 人生の半分以上を共に過ごして来た家族と、短命の新参饅頭を比べれば当然猫の方に情が傾くというものである。 ゆっくり一家が生まれる何年も前は元気に走り回っていた猫も、今や日がな一日寝ては食っての生活。 後はもう余生をゆっくりまったりと暮らすのみである。ゆっくりよりもこの猫の方が遥かにゆっくりしている。 青年としても、残り少ない余生を親愛なる家族に幸せに暮らしてもらいたいと思っている。当然の事だ。 だが、そんな事は知らないゆっくり一家の怒りが爆発するのも、時間の問題だった。 ある日の事。ゆっくり一家と老猫は同じ部屋でゆっくりしていた。 南側に面するその部屋には窓から陽気な日差しが降り注いでいる。猫はその陽を浴びながらゆっくりと寝ていた。 ゆっくり一家も日差しを直接浴びてはいないものの、ぽかぽかと暖かい部屋でソファでゆったりとくつろいでいた。 現在この部屋に青年はいない。つまり、止める者は誰もいない。 今こそ絶好のチャンスだと親れいむと親まりさは思い立った。 「ゆゆっ、れいむ、ねこさんゆっくりしてるよ」 「ゆっくりしてるね」 猫に聞こえないように小声で(本人達が思っているだけでちゃんと猫の耳には届いている)話し合う二匹。 子ゆっくり達も親達のたくらみに気付いたのか息を潜めて気配を殺そうと努めている。 ゆっくり一家の不満は募りに募っていた。 同じ家で暮らしている家族でありながら自分だけ美味しい物を食べてゆっくりしている。 野菜クズをほおばる自分たちに見せ付けるかのように美味しそうにご飯を食べる老猫。 本来その怒りは飼い主の青年に向けるべきであろうが、そんな考えはゆっくり一家にはなく、ただ自分達を差し置いてゆっくりしている猫が許せないという思いが先立っていた。 そうしてゆっくり一家は反乱を企てた。いや、ただの八つ当たりか。 「そろ~り、そろ~り」 ゆっくり一家は声をそろえて猫が寝ているところまで息を殺して這い始める。 もちろんバレバレだ。全然気配を殺せていない。 猫まで二十センチというところで、それまでゆっくり一家を無視していた猫が顔を起こしてゆっくり一家へとけだるそうな視線を向けた。 「ゆゆっ! きづかれちゃったよ!」 「いまさらきづいてもおそいよ!」 れいむは焦ったがまりさは怯まなかった。 猫が顔を起こしたのを確認するやいなや、猫に向かって一気に跳ねて体当たりを食らわせた。 ボヨン、とまりさの体が猫にぶつかる。 猫は慌てて跳ね起きた。ダメージこそないものの、バレーボール大の大きさの物がぶつかって来たらそりゃ驚く。 だが猫にとってそんな当たり前の行動も、ゆっくり一家にとっては親まりさの攻撃に恐れおののいたと思えた。 「ゆゆ~っ、まりさすご~い!」 「「「まりしゃおきゃぁしゃん、しゅごぉぉぉぉい!!」 「ゆゆ~、てれるよ~」 頬を若干赤く染めてくねくねと身を捩るまりさ。 一家の賞賛とそれに照れるまりさという茶番を尻目に、猫は少し離れて再び寝に入ろうとしていた。 だがそれを親まりさは許さなかった。 「ゆゆっ! ゆっくりしないでね、ねこさん!」 ボスン、と再び体当たり。猫は再び跳ね起きて後退する。今度は無視せず、親まりさの方へとその鋭い眼を向ける。 「ゆゆ~、に、にらんでもだめだよ! まりさたちよりゆっくりしているねこさんは、ゆっくりしないでね!」 親まりさは年季を感じさせる猫の眼光に一瞬怯むも、すぐに強気に出た。再び体当たりを敢行しようとする。 だが、それにクロスカウンターを決めるかのように猫も飛び掛った。 両前足でまりさの体を挟み込むと、その牙を親まりさに突き立てたのである。 「ゆ゛っ!? ゆびぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!! いぢゃいよ゛ぉぉ!!」 「まりざっ!?」 「おきゃあしゃん!?」 普段のんびり寝ている姿しか知らないゆっくり一家にとってこの猫の反撃は予想外だった。 実はゆっくり一家の知らない所ではあるが、この猫は若い頃近所の猫と毎日喧嘩に明け暮れる毎日を送っていた歴戦のつわものであった。 「ゆびびびびっ! ばりざをだべないでね゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!」 両前足で動きを封じられ猫に牙をつきたてられた親まりさは、先ほどの威勢もどこへやら涙で顔をグシャグシャにしている。 ちなみに噛んでいるだけで食べている訳ではない。 「ゆ゛っぅぅぅ!!! まりしゃおきゃーしゃんをだべないでね゛っ!」 「ねござん、やべちぇね゛っ!」 「ゆわ゛ぁぁぁぁぁぁぁん!!」 「ゆゆっ! まりさ、いまたすけるよ!」 親のピンチに涙を撒き散らして泣く子を尻目に、親れいむは駆け出した。親まりさを助けるために。 正面から行ってもパワーもスピードも上回る猫からまりさは救い出せない。ならば弱点を突くのみ。 親れいむは親まりさを夢中で前足で弄んだり噛んだりしている猫の後ろ側に回り込むと、その尻尾に全力で噛み付いた。 「ぶにゃっ!?」 さしもの猫もこれには怯んだ。親まりさを解放するとすかさずその場から離脱しようとする。 だが、猫の尻尾に全力で噛み付いている親れいむがそれを許さない。 猫は自分の尻尾に噛み付いている親れいむに猫パンチを繰り出すが、親れいむは必死に踏ん張って離そうとしない。 親れいむはかつて、青年が猫の尻尾を踏む場面を見ており、猫の弱点が尻尾であると知ったのだった。 「ゆゆっ! れいむゆっくりありがとう! いまたすけるよ!」 必死に涙目で猫パンチを耐えている親れいむの加勢をするべく自由の身になった親まりさが体当たりをしかける。 子ゆっくり達はそんな親達の勇姿に声援を送る。 数の力だろうか。今やゆっくり一家は既に勝った気でいたのだった。 「ゆゆっ! ねこさんゆっくりしたかったら、まりさたちをゆっくりさせてね!」 まりさがそう大声で言って猫に噛み付くのと、青年がその部屋に入ってきたのは同時だった。 「ゆび……ごべっ、ごべんなざい……」 「ゆっぐぢざぜでぐだぢゃい゛ぃぃぃぃ……」 「ゆえ゛ぇぇぇぇぇぇん……」 あれからゆっくり一家の生活は激変した。もちろん、悪い方向に。 まず餌が与えられなくなった。一日の朝、親まりさを軒下か庭に放り出して自力で餌を集めさせる。 もちろん、庭の花を抜いたら死んだ方がましと思える折檻だ。 親れいむはというとゴミ箱になった。 大口を開けさせて器具で固定。もはや生ゴミ等の食べ物ですらない、ちり紙や木屑などが強引に口に入れられる有様だ。 「…………ゅぐっ、ぇっぐ……」 まだその生活を始めて三日ではあるが、既にれいむは枯れんばかりに泣いており、自分の行いを死ぬ程後悔した。 子まりさは雑巾になった。主に親れいむが零した涙や猫の粗相を拭く際に使われる。 「いぢゃい゛っ、いぢゃいよ゛っ! ゆっぐじやべでね゛っ! まりしゃはじょうきんじゃにゃ──ゆぶべっ!」 帽子や髪、底部を強引にこすり付けて痛みと共に役立たせるのだ。もちろん、最後は普通の雑巾で拭き取るが。 子れいむは固形の猫の粗相の処理を命じられた。 嫌がる子れいむの口に強引に黒いそれをねじりこませるのだ。 「ゆっぐりやべちぇね! くちゃいよっ! ゆっぐぢでぎな────ゆぶぼっ!」 そして無理矢理咀嚼させて餡子に変換させる。 ちなみに子ゆっくり二匹が働かない時は、透明の箱に監禁させそこにムカデを放り込む。 片時もゆっくりせずに立ち向かえば食べられない程度の大きさのムカデだ。 そして残りの子ゆっくりは見せしめになった。 最初は生きたまま土に埋めようかと思った青年だったが、あまりの青年の怖さに失禁した瞬間、見せしめに使うことにした。 ゆっくり一家の目の前で竹串で体を貫かせ、ゆっくりと火あぶりにして殺した。 次粗相をしたらこうなるとゆっくり一家に知らしめたのだ。 その生活も二ヶ月もすれば段々と改善されて行き、やがて以前と同じぐらいの生活になった。 その頃には既に家族は三匹にまで減っていたが。 もちろん家族にはもう逆らおうと、生活の改善を要求しようなどという気概はない。 だが、家族が減ったため親れいむと親まりさが新しく産んだ子ゆっくり二匹はそうではなかった。 目の前で自分達よりゆっくりしている猫を見ては日に日に不満を募らせていって、 「ねこしゃんゆっくりしたかったられいみゅたちをゆっくりさせてね!」 二度目のゆっくりの反乱、ゆっくりべりおんが起こった。 おわり ────────── あとがきのようなもの 最近ネタが出てこないです と、いうか以前ほどゆっくり虐待衝動が湧き上がってこないんです……冬だからか ゆッカー ゆっくり求聞史紀 ゆっくり腹話術(前) ゆっくり腹話術(後) ゆっくりの飼い方 私の場合 虐待お兄さんVSゆっくりんピース 普通に虐待 普通に虐待2~以下無限ループ~ 二つの計画 ある復讐の結末(前) ある復讐の結末(中) ある復讐の結末(後-1) ある復讐の結末(後-2) ある復讐の結末(後-3) ゆっくりに育てられた子 ゆっくりに心囚われた男 晒し首 チャリンコ コシアンルーレット前編 コシアンルーレット後編 いろいろと小ネタ ごった煮 庇護 庇護─選択の結果─ 不幸なゆっくりまりさ 終わらないはねゆーん 前編 終わらないはねゆーん 中編 終わらないはねゆーん 後編 おデブゆっくりのダイエット計画 ノーマルに虐待 大家族とゆっくりプレイス 都会派ありすの憂鬱 都会派ありす、の飼い主の暴走 都会派ありすの溜息 都会派ありすの消失 まりさの浮気物! byキノコ馬 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2164.html
「一匹のゆっくりが発情していた。2」 1をみてね! http //thewaterducts.sakura.ne.jp/cgi-bin/up/src/fuku3162.txt ※だんだん壊れていきます、危険を感じたら閉じてください どじゃぁああああ どじゃあああああ 春競馬から帰って来たお兄さんは、部屋に散らばったガラクタやら 飼いありすが一生懸命小さな口で組み上げたベッドだったものを片足で退(の)かしていた しばらくして残骸の中から金髪の生首を見つけると 期限切れのオレンジジュースがぶ飲みさせ 倒壊によって傷つきカスタードが漏れている箇所を さっきセブンイレブンで買って来た速乾じゃない方のアロンアルファで塞いだ 役目が終わった"まりさ"を洗って元の化粧箱に戻すと 敷き詰めておいたサランラップを畳からはがして水色の生ゴミ袋に投入し ずり落とされた古いカーテンをきちんとたたんで新品の白いレースで窓を飾った ありすを抱えて部屋を出ると、風呂場に腰掛けてシャワーからぬるま湯を出し ノミとりシャンプーをぶっかけて、髪の毛やらナニやらを油分のべたべたを汚れ共にオサラバさせた ふやける前に髪の毛をまとめて握り、よく振って水切りをしてからタオルで全体を拭いた そして先ほど取り替えたばかりのカーテンがひらひらとそよぐ窓の日向に設置した 気だるい一仕事終えて嘆息をつくと 尻ポケットに差していた競馬新聞を広げて、アレが乾くのを待った そろそろ太陽が南中を過ぎて空がオレンジ色になる頃 「…ゅ………ゆ…………おにいさん! ありすは あかちゃんをつくらないと いけないのよ!」 カっと目を見開いて、鶏のように予(あらかじ)め決められた鳴き声を発すると お兄さんは 出来たてありすを小脇に抱えると、おうちの戸締りをして町へ出た ここはゆっくり専門のペットショップ 野良生活で捕まえられて、厳しく調教された安い品種から 有名ブリーダーによって育成された見た目も頭もいい高級品も揃えたチェーン店だ そんなショーケースが並ぶ一つの箱に、子れいむがいた 「…ゆ!…ゆっくりしていってね!」 飼いありすと比べれば大きさは両手の人差し指と親指で描いたわっかほどしかない しかし黒髪のツヤ、肌のもちもち感、透き通った声色 文字通り饅頭程度の値段で売られている他の商品とは一線を駕している、血統書?ランクのれいむ種だ 子れいむの姉妹は既にセレブの奥様方に貰われて行ったのか 贅沢な暮らしと過保護に包まれているだろう今はいない姉達の事を子れいむは考えていた 赤ゆっくりの頃から、ゆっくりの意思を通したまま人間社会で生きるための知識 同様にゆっくりとしての己の生態から種族の保存方法まで 普通の大人ゆっくりも敵(かな)わない、英才教育を受けている 末っ子であるれいむは店頭に並ぶまでの間 厳しい基本教育を学びつつ怪我や病気に耐えられる子ゆっくりサイズに成長して、やっと顔を出せたのだ 「ゆっくりしていってね! れいみゅは れいみゅだよ!」 まだ舌足らずな子れいむだが 老若男女のお客さんが自分のショーケースを覗き込んだら、お決まりの挨拶と自己紹介をする 箱の外では簡易的に作られたプラスチックの柵の中で 子供が子ゆっくりを抱き抱えてはニコニコしてたり ケースから一時的に出して遊ばしている子ゆっくり同士が追いかけっこしていたりなど 微笑ましいふれあいコーナーとなっている 子供に抱かれて すやすやと寝ている自分と同じサイズのゆっくりを見て 子れいむはひとしきり羨ましがると、早く優しい飼い主と出会わないかな?とウキウキしていた お兄さんがペットショップの自動ドアをくぐると 見たこともない種類のゆっくりや、いろんなグッズが目に入ってきた 「ゆぅ!? まりさだわ! れいむだわ! わたしよりは かわいくないけど とかいはの ありすもいるわ!」 腕の中で騒ぎ立てる自分の飼いありすの舌を びーっと伸ばしては離し 勢いよく元に戻るベロで口の中をパチンと鳴らしては涙を浮かべるありすに満足すると、ゆっくり達のショーケースの前に立った 「ゆっくりしていくんだぜ! まりさは まわりのゆっくり なんかより つよくて すごいんだぜ!」 「むっきゅーん! ちからもちしか のうのない まりさより ぱちぇのほうが やくにたつわよ!」 「ゆゆ!? れいむは いちばん かわいいんだよ! だから おかしをまいにちくれるなら けらいにしてもいいよ!」 「ちーんぽ! ばぎなー! くろてぃくびー!」 「わかるよー! おにいさんは ちぇんを かいに きたんだね! さっさと こない おにいさんは わるいひとだね わかるよー!」 子供のお小遣いで買えるような下品なゆっくりは流すように見て お兄さんはパソコンが買えてしまう価格の辺りで、ゆっくり達を見比べていった 「ゆっくりしていってね! れいみゅだよ! よろちくね!」 綺麗で礼儀正しい子れいむが挨拶をする 「ありすは ありすよ! ありすの つぎくらいに きれいな れいむね!」 ありすのお眼鏡にもかなうような利口そうな子れいむだ お兄さんは財布を取り出すと、競馬で手に入れたあぶく銭から数十枚ほど抜き取ってカウンターへ行った なにやら店員のお姉さんと話しこんでいるが、むつかしい事は飼いありすにはさっぱりだったので 30秒も立てば目に付くものを自分の美貌と比較しては、貶(けな)してぎゃあぎゃあ騒ぎ始めた 髪の毛を一本ずつ抜くと言う私刑が、店員のお姉さんから見えないところで実地されると "お客様用お預かり"と書かれた柵の中に飼いありすはボテっと置かれた 「おにーさんたら! ありすは【まだいちども すっきりしたことが ない】のに あの おねーさんに しvたvごvこvろv でもあるのかしら! ぷんぷんだわ!」 お姉さんがさっきの子れいむを取りに バックヤードからショーケースに向かうのを確認すると スニーカーを片方だけ脱ぎ、マツザカも真っ青なフォークボールの靴が、飼いありすの口にボカァ!っと収まった ふごふご言う声を堪能しつつスタスタ歩いて スニーカーを取り返すと 元のカウンターに戻ったお兄さんは飼いありすを目で殺した 「…」 大人しくなったありすは、辺りをキョロキョロと見回すが 預かり用の柵なので怪我の元になるかもしれない玩具もなく 冷たいフローリングとプラスチックの柵があるだけだ 高さは50cmにも満たないが、成体のありすでは無傷で飛び越えられるものではない 体当たりをしたとしても柵は一周しており、つなぎ目が緩んで取れない限り出る事は出来ない "よぼうせっしゅ"とか"ほけんりょう"とか聞きなれない単語を さっきの子れいむを持っている店員さんとお兄さんが話しているが 特にやることもないので、ころころと飼いありすは転がっていた 「なによ おにいさんたら! ありすの ぱーとなーを みつけにきて くれたんじゃ なかったのかしら!」 ぶつくさ毒ついているとお姉さんがやってきて "あいしょう"とか自分も聞いた事もあるような言葉を耳にすると 小さい子れいむは 飼いありすの前に置かれた 頭の上ではお兄さんと店員のお姉さんが話しているが、詳しい会話の意味はわからない 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 とりあえずありすは挨拶を返すと子れいむに近寄った 「ありすよ! よろしくね! あなたは なかなか きれいで みどころがあるわ!」 「れいみゅだよ! ありしゅ おねーちゃん よろちくね!」 子れいむのもちもちとした肌が気に入ったので すりすりしてたら 「ゆゆ! おねーちゃん くしゅぐったいよ!」 「どう? せれぶな ありすの ほっぺたは ひあろるさんが しゃねるで にょうそなのよ!」 その光景に喜ぶお姉さんに お兄さんはお辞儀をすると会計を済まして ママチャリの前カゴに飼いありすを突っ込み おぶいヒモで固定された子れいむを胸の前に下げて帰った 子れいむはお兄さんの胸の中があんまりに気持ちよくて寝てしまい むにゃむにゃと起きたら六畳のたたみ部屋にいた 「ゆー! ゆっくち ねむったよ! ここが れいみゅの あたらしい おうちだね!」 きょろきょろと見渡すと、とっても綺麗な部屋で 今まで見たことない玩具がたくさん隅に並んでいた 赤ちゃんの頃に教えられた通りの、人間が住んでいるお部屋 だいたいの物の機能とルールを思い出していると お店で会った成体のありすが近寄ってきた 「ありしゅ おねーちゃん! きょうから いっちょだね! れいみゅと なかよくしてね!」 子れいむはショーケースの中で もし一匹だけで貰われてしまったら ご飯や玩具には不自由しないだろうけど、一人はちょっと寂しいな…と思っていた しかし新しいおうちと共に、新しい家族も手に入れられ 一緒にお風呂で はしゃいだり、山というものへピクニックに行ったりする事を想像して胸が躍(おど)った さっそく姉とも言える飼いありすと、打ち解けようとしたのだが 「れいみゅは まだ おにーさんに もらわれた びゃかりだから ゆっくちできないことを ちたら ちゅういちてね!」 「…」 「がんばって がんばって おぼえるかりゃ れいみゅを きらいに ならないでね!」 「…」 「れいみゅは おねーちゃんと ゆっくちするのが たのしみだよ!」 「…」 「こんな ゆっくりのできるところで れいみゅは しあわs――――――――――――――― 「れいむぅううううううううううううう! かああああいいいいわあああああああ! しゅべしゅべのおはだわああああ!!!!!」 「おね、おねーちゃ―――― 「ちいさな おりぼんが たまらないわよぉおおおおおお! おめめも きらきらなのぉおおおおおおお!!!」 「ど、どしたn――――― 「しんぼうたまらないわぁぁああああああ! さっそく あかちゃん つくりましょうねぇえええええええ!!!!!!!!」 「なにいってr―― がばぁあああああああああああああああああ 自分の体の数倍はある 成体の飼いありすに正面から圧(の)し掛かられ 子れいむは 畳とありすに挟まれて動けなくなった 触れんとばかりに近づいている口からは 飼いありすの舌が伸び、子れいむの頬やら舌やら舐めまくっている 得体の知れない怪物に襲われているように感じた子れいむは、今までを振り返った 自分はれいむ 誇れる親から生まれた優れた子供だ 姉達は素晴らしい風格を備えた人間に貰われて行った 当たり前だ 自分達は野良とは違う 馬鹿な事をして罰せられることもなく 寒くてひもじい森で暮らすこともない 優しそうなお兄さんに貰われた 自分は人間のお金という単位でとても価値があるものだとう すなわち優れた人間でないと れいむを買うことは出来ないのだ 優れた人間だから、優れたゆっくりを買っている だからこのありすは 素晴らしいゆっくりなのだ 「はじめてよね? はじめてなのよね!? ありすが てとり あしとり こしとり おしえてあげるわぁぁああああ!!!!!」 ありすといえば理性的で、ぱちぇと共に並ぶ知性に優れたゆっくりだ よく都会派、都会派と言ってるが、高貴で優雅なるものはそうあるべきであるという意味に違いない 「うっほぉおおおお ありすの ぺにぺにも ごあいさつが したいらしいわよょおおおお! こんなになっちゃって はずかしいぃわぁあああ!!!!」 このお兄さんの家の先輩であるありすは きっとれいむにいろんな事を教えてくれるだろうと… 「な、な、なにちてるのぉおおおお!?!?!?!?」 「んふふふふふふふふ! んふふふふふふふふふふふふふ! どうしましょう じょうねつが ぼるけいのぉおおだわぁああああ!!!」 子れいむは、今まで教わった知識は何も役に立たなかった なんて可愛いれいむなのだろう あのまりさに比べてなんていじらしいゆっくりなのだ あのまりさ? ありすは初めてすっきりしようとしているのに何と比べているのだろう 飼いありすは 何かを思い出しかけていたが、知性の大半は下餡部に奪われているので むつかしい事に思考をめぐらせる事は放棄した 「あらぁああ こんなに でろでろにして れいむも じゅんび おっけぇええ なのねぇえええ!!!!」 「おねーちゃん! みゃ まっt― 子れいむが発情したように見えているのは ありすが勝手にべろべろ舐めたり 体を潰しているから紅潮しているんだが そんな講釈など今のありすには関係ない こどもがほしい あかちゃんがほしい だから すっきりする おk 難しい倫理など、彼女のすっきりの前には、うんうんにも等しく無価値なものだ 今のありすにとっての最優先事項は、ぺにぺにを達せられる至高のまむまむと交わる そして赤ちゃんを作る! 「…おねーちゃん! …どうちたの! れいみゅ…が くる…しいよ! ゆっくち…ちないでやめて…ね!」 「んふー んふー れれれれいむむむむむ」 「こんなこと…ちたく…ないよ! すっきりは…おとなに…ならないと…だめ…なんだよ!」 「おとなぁ? おとな なのねぇえ! ありすが おとなの おんなに してあげるわぁああ! れいむの みじゅくな ばでぃが そそるのぉおおお!!!!」 駄目だこいつ早くなんとかしないと、子れいむは素直に思った つい数時間前まで尊敬するべきありすだった気がしたのだが どうも勘違いらしい そういえばどうしてこんなお部屋にいるのだろう れいむは素晴らしい飼い主に出会うために 風さんが熱くも寒くもない快適なゆっくりプレイスで、甘えさせてくれるお姉さんがいるショーケースにいるはずだ こんな所で、変態をかまっている暇をないのだ 「れいみゅは ゆっくちするよ…れいみゅは ゆっくちするよ…れいみゅは ゆっくちするよ…」 にゅるん 瞳から光が消えていた子れいむだが転機が訪れた ありすから放たれている膨大な粘液が、肌を滑らせ抜け出すことが出来たのだ あわてて畳とありすのサンドイッチから脱出すると 「もおおおおおうぅぅぅぅ いゃぁあああああ おうち かえゆ!!!!ゆわぁああああんんんん!!!」 今まで耐えていた辛い事、びっくりした事、いろんな我慢していた事が爆発して子れいむは滝の涙を流し号泣した もう背伸びをした子れいむはそこにおらず、ただの大きい赤ちゃんれいむがいるだけだ 「おうちは ここよぉお! ありすと すえながく ゆっくりしましょうねぇええ!!!!」 「いやぁあああああ! ありしゅなんかと ゆっくちできなぃいいいいい!!!!」 必死に逃げる子れいむだが 粘液でぬたぬたにされた体では上手く跳ねることも出来ず あっという間に部屋の隅に追いやられた 下は畳の地面 左は壁 右も壁 前は変態ありす 残った天井を見ようとしたら、見たことのない物体で視界を塞がれた 「ああぁぁぁあ! れいむは そんなことまで してくれるのねぇええ!! あい! あいなのねぇええ!!!」 ギンギンのぺにぺにを押し付けられ 先走っているカスタードの香りが子れいむの嗅覚を犯す 「にゃに こりぇえ!? にゃんにゃのおおお!? こんなの れいみゅは ちらないにょおおお!?!?!?!?」 無理もない、すっきりなど教えられても実際にしたことはないのだから しかも相手は自分より大きい成体で、さらに変態だ 「うぶな れいむに みせちゃったぁああ!! ありすの ぺにぺに みせちゃったあああ!!! あああああ!! もう たまらないわぁあああ!!」 未成熟な子供に、自分のぺにぺにをみせ怯えさせるという 未だかつてない恍惚感に襲われたありすは 更に肥大したぺにぺにを子れいむのほっぺに押しつけていく 「あついでしょおおおおお!? ありすのあいが まっかに もえあがっているのよぉおお!!!!」 「いゃああああ! へんにゃ にゅおいが ちゅるのぉお!!!」 実際は ただのカスタードなのだが 経験したことのない恐怖によって、子れいむの身に起こる全てを悪夢に変えている ありすは子れいむに押しつけていたぺにぺにごと、すりすりをはじめた こんなものは交尾でもない、ただ柔らかく弾力のある子れいむにモノを擦っているだけだ 「んふっ んふっ んふっ んふふっ! んふふぅ! んほほほほ!」 加速するすりすりは 子れいむの頬を真っ赤に腫れ上がらせ 変態ありすは だらしなく空いた口からヨダレを垂れ流し 全身から汗を飛び散らせ、両目は焦点などないように意識の向こうを見ている 「や べべべ や べ でででぇ ゆっ ぐぐぐ ぢ ででで きな いいいい」 すりすりを超えた激しいシェイクによって 子れいむの姿はブレはじめている 「んふぅ! んふふぅ! れいむ! れいむぅ! ありすの じょうねつを かんじてぇぇえええ!!!!」 「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ」 「んほぉおおおおお!!!! しゅっきりぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいい☆☆☆☆☆☆!!!!」 子れいむは不自然に粘性を持ったカスタードに全身を包まれていた 「…」 カスタードは口にも流れ込んでいたが、気持ち悪いとも甘いとも言わず 甘気に埋もれて何もない壁を見つめていた 変態ありすは、子れいむを三角の隅へ向き直らせると 更に大きく覆いかぶさった 「…もう…やめ………ちぇ……………」 「れいむぅ…うふふふふ そろそろ こづくり しましょうねぇ」 そのまま脱力している子れいむをうつ伏せにさせると いまだ衰えていないぺにぺにを、子れいむのまだ機能していないまむまむにあてがった 「ゆぎぃいいいいいいいい!!! 」 「んんんんんんん! きうきうよ! れいむの まむまむは きうきうなのぉおおお!」 「なにぢでるのぉおお!!! もう ごんなごと やべでぇよおおお!!!!」 発情もしていない子れいむに迎える準備などない ありすの普通以上の ぺにぺには 入るわけもなく 先端をちょっと入るだけで進むことが出来ない 「ゆぐっ ゆぐぐぐっ きうきうよ! まだ さっきぽ だけなのよぉおお!!」 「いじゃあああい いじゃぁあああああああいいいいいいい!!!!」 「ちからをぬいて でいぶぅぅううう ありすを うげどべでぇえええ!!!!」 「しゃけるぅぅうううう れいみゅの からだが しゃけるぅぅううう!!!!」 「でえいぶぅううう!!! でいぶぅううううう!!!!!! ありずの あがじゃんを つぐっでぇええええ!!!!!!! 「いやぁぁああああああ!!! れいみゅは あかぢゃん ぼじぐないのぉおおお!!!!!!」 「!!!!!!!!!!」 「!!!!!!!!!!」 五分ほど格闘した変態ありすは、汗も粘液も乾燥して表情すら乾いていた 「…」 「…い…いじゃいよ……ゆっぐ……ありじゅ………やべ……で………」 「なにこれ」 「…かえ…る……………れいみゅは……おうぢ………がえ……る………」 「なんなのこれ 」 「…ゅ……ゅ…」 「どうして ありすのぺにぺにが はいらなのぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」 「…」 「ぺにぺにが はいらないと あがじゃん づぐれないでしょうおおおおおお!!!!!」 「…」 「でいぶは なにを ぢでいるのおおお!!! ざっざと まむまむを ごっぢに むげなざいよぉおお!!!!」 「…」 「やぐだだだずぅううう!!!!! でいぶは やぐただずよぉおおおお!!!!」 「…」 「くずよ! でいぶは なんのいみぼない くずの がだまりなのよ!!!!!」 「…………………」 「まだ あの"まりさ"のほうが よがっだばよ! あの まむまむの にうにうがんも きうきうがんも ざいごうだったわぁあ!!!」 「………………………………」 「ばりざぁああ どごいっだのぉおお また こづぐり じまじょうよおおおおおおおおお!!!!! ばりざぁぁああ!!!!」 「…………………………………………………………」 遠ざかるありすの声が聞こえなくなると子れいむは考え始めた れいむはやくたたず れいむはこどもがつくれない れいむはきもちよくしてあげることはできない れいむはいきていてもなんのやくにもたたない れいむはいらないゆっくり かちのないゆっくり れいむはいらな れいむは れ 癇癪を起こして暴れているありすに潰されて、子れいむは考えることをやめた ★他の作品 ◆一匹のゆっくりを捕まえてきた。 「切り株に固定されたゆっくり、すこしずつ解体されていきます」 ※グロ注意 ※うんうん ( fuku2828.txt, fuku2830.txt, fuku2832.txt ) ◆一匹のゆっくりを捕まえてきた。外伝1 「新しい命が生まれた しかし巣に人間が来て………父の威厳が試されます」 ※うんうん ( fuku3012.txt ) ◆二匹のゆっくりを育ててみた。 「変わったらゆっくりに疲れます」 ※解体 ( fuku3045.txt, fuku3070.txt ) ◆一匹のゆっくりが発情していた。 ★準備中 ◆一匹のゆっくりに稼がせてみた。 「恩返しのつもりで働くれいむは騙されてしまいます…」 ◆一匹のゆっくりが生き残りたい。 「ゆっくりで一番恐ろしいものは何か…」 ◆一匹のゆっくりを捕まえてきた。第弐幕 【一匹○○シリーズの詳しいゆっくり生態】 「愛で愛でしい片親家庭の一人娘が、悪いゆっくりにさらわれて監禁される…」 このSSに感想を付ける